セビージャが、リヨンフランス人MFジェフ・レーヌ=アデレード(25)の獲得に近づいているようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのアルバロ・ボレゴ氏が伝えている。

ユース時代にアーセナルの下部組織で育ち、同クラブのファーストチームでの出場歴もあるレーヌ=アデレード。だが、イングランドでは中々芽が出ず、2018年夏にアンジェへ完全移籍し、母国に戻ることになった。

すると、1年後にリヨンへ2500万ユーロの移籍金でステップアップ。しかし、主力として結果を残していた中で、ヒザの前十字靭帯断裂という大ケガに見舞われた。さらに、再起を誓って翌シーズンにレンタル加入した古巣のアンジェでも同様のケガがレーヌ=アデレードを襲い、およそ1年の間、実践から離れることになってしまった。

昨季終盤からリヨンで少しずつ試合感覚を取り戻しながら、今季はここまでリーグ・アンで14試合に出場。ただ、主力に返り咲くことはできず、この度スペインへ新天地を求めることになるようだ。

ボレゴ氏によると、セビージャとレーヌ=アデレードは個人間合意しており、クラブ間では1200万ユーロの買い取りオプションがついたレンタル移籍で合意に迫っているとのこと。リーグ戦ここ3試合で2勝を挙げ、復調の兆しを見せるセビージャでは、退団濃厚のアドナン・ヤヌザイに代わるセントラルMFを補強が必要となっていた。

アンダー世代のフランス代表を経験してきたレーヌ=アデレードは、セントラルMFと攻撃的MFに加え右ウイングでもプレー可能。高い身体能力と攻撃センスを武器に、ドリブルでの局面打開と精度の高いパスでアタッキングサード攻略を担う万能型MFだ。

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