オランダ代表指揮官に再任したロナルド・クーマン監督が、所信表明を行った。

カタールワールドカップ(W杯)をベスト8で終えたオランダは、当初の予定通りにルイス・ファン・ハール監督が退任。そして、大会前に再任が決定していたクーマン監督は、23日にオランイェの正指揮官として2度目の就任会見に臨んだ。

2018年2月から2020年夏にバルセロナ指揮官に就任するまで、母国代表を指揮し、UEFAネーションズリーグで準優勝を収めるなど確かな手腕を発揮してきた59歳は、今回の就任期間に主要大会での成功を誓った。オランダ『ESPN』が会見コメントを伝えている。

「主要なトーナメントで成功を収めるという、成功した監督になれることを証明しなければならない」

「そして、その最初のステップは、3月に始まるユーロ予選だ」

また、ファン・ハール前体制では[3-5-2]の布陣を採用し、守備的な印象が強かったが、クーマン監督は前指揮官のやり方をやや否定すると共に、伝統の4バックに戻してより攻撃的なスタイルを標榜している。

「もちろん、結果を追求していくが、我々がやってきたスタイルに戻ることが重要だ。以前のスタイルに戻りたいと思っている」

「(カタールW杯の戦いを見ていた際に)『これは違うかもしれない、これは間違いなく違う』と思った幾つかの瞬間があった」

オランダではフットボールプレーしようと試みるが、それがしばしば最も困難な道となる。つまり美しく、魅力的で、攻撃的なフットボールということだ」

「(ファン・ハール体制はPK戦を除き20戦無敗だった)国際試合で20戦無敗、それを自分が達成できたら信じられないことだろう」

「ただ、私は(守備的ではない)違うやり方でできると思うし、違うやり方でやりたい」

なお、新生オランダの初陣は3月24日にアウェイで行われるユーロ2024予選のフランス代表戦となる。

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