1月9日、電撃的に現役引退を発表した元ウェールズ代表FWガレス・ベイルだが、ついに夢が叶うことになった。

サウサンプトンの下部組織で育ったベイルは、2006年4月にファーストチームデビュー。 2007年夏にサウサンプトンから17歳トッテナムに加入すると、2013年までの在籍期間に公式戦203試合56ゴール58アシストを記録した。

2013年夏にトッテナムから8500万ポンド(約115億3000万円)といわれる移籍金でマドリーに加入。クラブ公式戦通算251試合の出場で105ゴール68アシストの成績を収め、4度のチャンピオンズリーグ制覇や2度のラ・リーガ優勝など計15個ものタイトル獲得に貢献。キャリアの最後はメジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFCで過ごしていた。

カタールワールドカップ(W杯)では64年ぶりとなる出場に導くなど、ウェールズ代表最多の111キャップを誇り、40ゴールを記録していた。

突然の引退発表は驚きを与えた中、ベイルの積年の夢が叶うことが決定。自身のインスタグラムで愛するゴルフを楽しむ写真とともに報告した。

「来月初めに開催されるAT&Tペブルビーチ プロアマに出場することが決まった。さあ、行こう」

この大会は、アメリカプロゴルフのツアーであるPGAツアーの1つ。毎年2月にカリフォルニア州で行われており、プロとアマがチームを組んで行われる大会だ。

現役時代からゴルフを愛し、マドリーよりもゴルフを優先する姿やケガでサッカーをしていない中でもゴルフに興じる姿が何度もファンの怒りを買うこともあったが、ついに胸を張ってゴルフをするチャンス。しかも、プロが出場する大会に出られることは大きな喜びだろう。

これにはファンも反応。「やっぱりゴルフのために引退したのか」、「最高だな」、「やっぱりだ」、「待ちきれなかったか」、「サッカーがゴルフのキャリアを邪魔しなくて嬉しいよ」、「存分に楽しんでほしい」と、皮肉をこめたコメントに溢れていた。

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