フェニックステレビ(鳳凰衛視)東京駐在記者・李●(リー・ミャオ、●は水3つ)氏は23日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の自身のアカウントで「日本の専門家も日本の水際対策を批判している」との動画を投稿した。

日本政府は昨年12月30日から中国からの渡航者に対して出国前72時間以内の陰性証明の提出や入国時のPCR検査を求めるなど、新型コロナウイルスの水際対策を強化した。

李氏は「世界からの入国者のうち、中国大陸からの入国者についてのみこの措置が取られている。中国側はすでに『科学的な根拠がない』と批判しているが、日本の専門家はどう見ているのか?」とし、医師で免疫学者の新見正則氏へのインタビューを掲載した。

新見氏は日本政府の措置について問われると「中国の方に対するとんでもない差別だと思う。多くの意見は変異株が心配だからと言って検疫をしているが、そうであればXBB1.5はアメリカで相当起こっているのだから、アメリカからの入国者こそ止めなければいけない。中国だけ止めるというのはおかしいと思う」と述べた。

その上で、「特におかしいのは出国の時に陰性証明でOKなのに、日本の空港についてからもう1回PCRをやって陽性だったら隔離というのはとんでもない話。それなら中国も同じことを日本人にすればいいと思う。それが相互主義。だから中国が一方的に被害を被っている印象が僕はある」とした。

また、「これだけになったら全数把握は無理。日本は全数把握していないし、数字以上にもっともっと感染している可能性もあるわけで。中国も今思いっきり舵を切ったので感染者が増えているが、日本も感染者が増えているので、お互いもう普通に行き来すればいいんじゃないか。(日本側の措置は)アンフェアだと思う」と語った。

さらに、「なぜ日本はそうしたアンフェアなことをするのか」との質問には、「日本の今の政府がポピュリズムというか、日本の人が喜ぶことをしたい。日本の人って中国のことを微妙に悪く行った方が喜ぶ人もいる。僕は中国大好きだから喜ばない」「アメリカでこそ変異株が起きているのだから、それを阻止したいのであれば、アメリカからの旅行客を水際対策しなければいけない」と述べた。

このインタビューに中国のネットユーザーからは「日本の専門家の中には(頭が)はっきりしている人がいるんだな」「つまり、日本人は政治ウイルスに侵されている」「本気で防疫のためだと思っていたのか?」「日韓はただアメリカに迎合するためだけにやっているんだ」「日本が本当にアメリカに対して規制強化すれば、日本を見直すけどな」「日本がアメリカにそんなことできるわけない」などの声が上がった。

李氏は、日本政府が今年4月をめどに新型コロナを2類相当から5類に引き下げることを検討しており、そうなれば検疫強化の根拠を失うため、日本政府の措置は遅くとも4月には撤廃されるとの見方を示した。(翻訳・編集/北田)

フェニックステレビ東京駐在記者リー・ミャオ氏は23日、中国版ツイッター・微博で「日本の専門家も日本の水際対策を批判している」との動画を投稿した。写真は上海浦東国際空港。