リヨンジャンミシェル・オラス会長が、同クラブに所属するU-21フランス代表DFマロ・ギュストの今冬の退団を否定した。26日、イギリスメディア『フットボールロンドン』が伝えている。

 負傷を繰り返しているイングランド代表DFリース・ジェームズのバックアッパーとなれる右サイドバック(SB)の獲得を目指しているチェルシーは、ギュストに関心を示していることが明らかになっている。報道ではすでに同選手とは個人合意に至っているものの、クラブ間交渉は難航していることが伝えられている。

 そんななか、オラス会長は自身の公式ツイッターで「リヨンにとって大きな希望であるマロは少なくとも2023年6月30日までリヨンでのプレーを続けることは明らかだ」とつづり、今冬の移籍市場で退団する可能性を否定した。

 2003年5月19日生まれのギュストは、スピードと豊富な運動量を売りとする攻撃的SB。リヨンの下部組織出身で、2021年1月にトップチームデビューを果たした。2021-22シーズンからレギュラーに定着し、ここまでトップチーム通算54試合に出場している。

 リヨンとの現行契約が2024年6月30日までとなっているギュストにはチェルシーのほかにニューカッスルも関心を示しているようだが、オラス会長は今冬に同選手を売却する意思がないことを明確にした。

去就に注目が集まっているギュスト [写真]=Getty Images