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 イカがカモフラージュの達人ということは誰もが知っていることだろう。だがそれを目の当たりにすると、やはりパイセンの凄さに驚かずにはいられない。

 水中を泳ぎながら、周りにある対象物にあわせて次々と体の色を変化させ、ついでに形状や質感までも合わせてきちゃうんだから、うっとり見とれてしまうじゃないか。

【画像】 泳ぎながら擬態と変形を繰り返すイカの匠の技

Cuttlefish Tries Showing Us How to Camouflage Next to Plant

 インドネシアのコタ・アンボン沖の海域で、イカが驚くべきカモフラージュ能力を惜しげもなく披露してくれていたようだ。

 周囲の風景に合わせながら、色を変え、形状、質感までも似せて泳いでいるのだ。ウミシダの上を泳ぐときは、ウミシダっぽい色に体の色を変化させる。

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 茶色っぽいゴツゴツした場所を泳ぐときにもそれっぽく。

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 更に泳いでいくと別のウミシダが。色はもちろんだけど、触手の形状を変え、「ウミシダですがなにか?」な演出までしているじゃないか!

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 「イカは人間に匹敵する脳の発達プロセスを持っている」と、最近の研究で報告されたが、頭が良いだけに、もしかしたら擬態を遊びとしてたのしんでいるふしもある。

 ちなみに以下の動画は、コウイカが本気の擬態を披露してくれている映像だ。

 イカは、筋肉と皮膚の間に色素細胞「色素胞」を持っていて、細胞運動を繰り返すことで短時間での色の変化が可能となる。

 更に、皮膚も伸縮自在で、複雑に操ることができ、形状や質感なども変化させることが可能なんだそうだ。

written by parumo

 
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パイセンかっこよす!周囲に合わせて華麗に擬態を繰り返し、変形までするイカの超絶スキル