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結婚して初めて他人と暮らし始めると、些細なことで価値観のぶつかり合いが起こるものだ。はてな匿名ダイアリーに1月下旬、「マーガリンが原因で離婚しそう」という投稿があり注目を集めた。

投稿主は結婚して半年のアラサー男性。「年下の妻とマーガリンで言い争ってしまった」と書き出している。争いの種は「マーガリンバターナイフについて」で、

「俺:バターナイフは使った後マーガリンのケースに残しておく」
「妻:毎回洗う」

と意見が割れた模様。結果は、「俺の意見を採用 ただ週一ペースで洗うことに」となったが、話はこれで終わらない。(文:篠原みつき)

マーガリン1つでこんなに言い争うとは」と疲弊した様子

次には、容器に入れっぱなしにした「バターナイフが汚い」という問題が勃発。これは「食パンのカスがバターナイフについたまま」の夫に対し、妻は「できるだけカスがつかないようにしてる」とのこと。結果は妻の意見が採用となり、投稿主は「これは俺が悪かった。二人で使うんだから相手のことを思いやるべき」と反省を書いていた。

さらには「マーガリンの取り方ルール」で「俺:表面を上からまんべんなく削る」「妻:端から底が見えるまで順に取っていく」とまたしても割れた。その結果は「まあどっちでもいいかと思って譲った」と妻の意見が採用となっている。

このほか、「マーガリンの種類」でも好みが割れた挙句「どちらのマーガリンも買い、バターナイフも2つに。それぞれ自分専用のマーガリンとした」という結果に。これはお互い譲らなかったわけだ。

ちなみに食品メーカーの明治の公式サイトでは次のように説明している。マーガリン類は必ず10℃以下で冷蔵保存し、

「開封後は、ふたをしっかり閉じて、パンくずなどがついたバターナイフなどを入れっぱなしにしないように心がけてください(パン屑などがカビ発生の原因になります)」

とのことだ。つまり妻の意見が正しかった。

しかし、夫婦間の問題としてはそこをあげつらうべきではないだろう。このご夫妻、お互いに「マーガリン1つでこんなに言い争うとは」と疲れて、先々に不安を覚えたようだった。夫婦ともにけっこう相手に合わせていると感じているようで、投稿主は車購入の際もしぶしぶの様子でヴォクシーを買ったと漏らしている。

「うちはフライパンの使い方で揉めてフライパンが2個ある」

この投稿にははてなブックマークが650近く付き、様々なコメントが寄せられた。既婚者の方々からはこんな意見が出ている。

「新婚の時期ってたぶんみんなこんな感じ」
「懐かしい。うちはフライパンの使い方で揉めてフライパンが2個ある」
「こういうの段々と減っていくよ。二人で楽しいことも作っていけば大丈夫」

ほかに、電子レンジのドアが開けっぱなし、洗い物をするタイミングで喧嘩した…など、良くも悪くも新婚あるあるとして懐かしむ声が多種多様に入っていた。

違う環境で生きて来た者どうしが初めて同居するのだから、お互いに価値観のすり合わせや妥協は必要だ。そのうちバランスの取り方が分かってくるという意見に、結婚歴20年以上の筆者も共感した。

ただ、筆者が思うに話し合いも大事だが、あまり問題を突き詰め過ぎず適当にスルーすることも必要ではないか。マーガリンの取り方なんかそのうちどうでも良くなるくらい、結婚生活には子どもの教育はじめ色々な問題が出てくるのだから。

コメントの中には、この夫婦は「朝はパン食でマーガリンが好き」「チューブタイプはない」という好みが一致しているため、結局は仲がいいという指摘もあった。すべて意見が一致する相手などいないのだから、自分が譲ったほうがいい場面も多々あるだろう。上手く仲良くやっていただきたい。

「マーガリンが原因で離婚しそう」新婚アラサー男性の投稿に注目集まる