交際相手や結婚相手に対して「妥協した条件がある」という人、実は少なくないのではないでしょうか。記念日プロデュース事業を展開するアニヴェルセル(東京都港区)が「恋愛・結婚意識」に関する調査を実施。「お付き合い・結婚をする場合の妥協できる条件」についての結果をランキング形式で発表しました。

「内面的な部分を重要視」する時代に?

 調査は2022年4月、全国の20~39歳の既婚男女を対象に、インターネットリサーチで実施。416人から有効回答を得ています。「お付き合い・結婚をする場合の妥協できる条件は何か(複数回答)」について聞き、「経済力」「価値観」「人柄」「相性」「優しさ」「誠実さ」「家事能力」「包容力」「容姿」「身長」「職種」「学歴」「家柄」「食の好み」「ファッションセンス」「その他」の全16個の選択肢から回答を得たものです。

 3位は「家柄」(28.4%)です。家柄と聞いても「昔のドラマで見た」など、あまりピンと来ない人も多いのではないでしょうか。今の時代にはフィットしづらいと思われる要素だからこそ、多くの人が妥協できるポイントとして挙げたのかもしれません。

 2位には「身長」(35.1%)がランクイン。かつて「3高(高身長・高学歴・高収入)」という言葉が流行語になったように、身長が重要視されていた時代がありました。しかし現代では、外から見て分かりやすいものではなく、コミュニケーションを取る上で大事なものを条件にする人が増えているようです。

 そして、1位に選ばれたのは「学歴」(36.8%)でした。先述の「3高」の一つである学歴ですが、今の時代は一緒に生きていくことを考えたとき、もっと内面的な部分を重要視するようになってきたのかもしれません。

 調査結果を受けて、同社は「今の男女が本当に求めているものは、『学歴』や『身長』などに代表される『相手にだけ求めるもの』ではなくて、『価値観』だったり『相性』だったり、2人にとって大事なもの」「大切な人と何年、何十年と生きていくのなら、本当に大事なことは何なのか、我慢できるポイントはどこなのか、しっかりと考えて2人で話し合っていきましょう」とコメントを寄せています。

オトナンサー編集部

交際や結婚…どんな条件なら“妥協”できる?