夏真っ盛りの南アフリカでは、12月から1月は学校の学年度が変わり約1か月の夏休みがある。西ケープ州ケープタウンに住むある男の子も夏休みに入り、遠く離れた東ケープ州に暮らす祖母のもとへ行き、楽しい休暇を過ごしたのだが、自宅に戻ってきた息子のジーンズを見た母親は言葉を失ったという。南アフリカのメディア『IOL』『The South African』などが伝えている。

南アフリカ、西ケープ州ケープタウン在住のアネ・メロディ・ミタニさん(Aneh Melody Mitani)は、祖母のもとを訪れる息子のために新たな服を購入した。その中にはあえて破れている「ダメージジーンズ」も含まれていたという。

ケープタウンから1000キロ以上離れた東ケープ州のエングコボ(Engcobo)に住む祖母に会った息子は、年末年始を共に過ごしたそうだ。そして1月に入って息子は帰宅したのだが、その服を見た時にアネさんは自分の目を疑った。なんと穴の開いたダメージジーンズが、すべてきれいに縫い付けてあったのだ。

驚いたアネさんが祖母本人にこのことを尋ねると、「あら、古いジーンズだと思ったから直してあげたのよ」と返事が返ってきた。しかも祖母は「ケープタウンには新品のジーンズは売っていないの? これからは東ケープ州で買いなさい」とアドバイスをしたそうだ。

孫のためにせっせと縫い合わせたのであろう、やや継ぎ接ぎが目立つものの縫い目は美しく処理されていた。

祖母の孫への愛情を感じるこの話がソーシャルメディアに投稿されると、多くの人は爆笑とともに「ゴゴ(コサ語でおばあちゃん)大好き」という好意的なコメントが寄せられている。

画像は『Aneh Melody Mitani 2023年1月23日付Facebook「Ok so my son went to his Grandparents for December holidays.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN

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