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きょう29日(日)も全国的に厳しい寒さが続いています。最高気温は東京都心8.8℃と5日連続で10℃未満となっています。札幌はマイナス4.2℃と9日連続で0℃未満となっています。この先は、気温が日ごとに上がったり下がったりしますので、体調管理に注意が必要です。

最高気温:東京都心は5日連続で10℃未満

きょう29日(日)も日本付近は強い寒気が居座り、日中も厳しい寒さとなりました。最高気温(16時現在)は東京都心8.8℃と5日続けて10℃未満、札幌マイナス4.2℃と、こちらは9日連続で0℃未満となっています。他にも大阪7.5℃で10℃未満が9日間続いています。福井は0.7℃と今シーズン一番の寒さとなっています。また、全国の300を超える観測地点で最高気温が0℃未満となっています。

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あす30日(月)以降は、日ごとの気温の変化が大きくなるでしょう。

2月1日(水)は、札幌1℃と真冬日から解放され、仙台と新潟は8℃と10℃に迫るでしょう。東京から福岡も12℃前後と厳しい寒さは少し和らぎそうです。ただ、翌日の2日(木)は、札幌は再び氷点下、そのほかも平年を下回る所が多く、気温の変化が大きいでしょう。

4日(土)から5日(日)も北日本を中心に気温の変化が大きくなりそうです。

体調管理だけでなく、雪が多く積もっている地域では、雪解けによる屋根からの落雪やなだれなどに注意が必要です。

急な雪解け 注意点は?

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暖かくなることで心配されるのが雪解けによる災害や事故です。積雪が多く残る所では、次の3つの点に注意が必要です。

① 雪解けによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。

① 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

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