アニメ作品の企画製作などを行う東映アニメーション株式会社は30日、自社の2023年3月期 第3四半期決算を公表。「スラムダンク」や「ワンピース」といった映画作品の記録的なヒットや、主力作品群からの安定的な収益の確保が寄与し、増収増益となった。(前年同期比)

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  • 売上高:650億64百万円(前年同期比53.0%増)
  • 営業利益:218億5百万円(同52.1%増)
  • 経常利益:227億96百万円(同57.4%増)

なかでも、劇場アニメ部門では『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』や『ONE PIECE FILM RED』、『THE FIRST SLAM DUNK』といったヒット作品の連発が大幅な増収につながったという。また、海外映像部門では、前述3作品の海外上映権販売に加えて、海外映像配信権販売が好調に稼働したことや円安の進行から、こちらも大幅な増収となった。

一方でテレビアニメ部門では、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」、「ワンピース」、など6作品を放映し、ゲーム向け音声製作は好調に稼働したものの、前年同期と比較して放映作品数が減少したこと等から、大幅な減収をに。上記より、映像製作・販売事業全体では、売上高は292億77百万円(前年同期比80.0%増)、セグメント利益は85億34百万円(前年同期比72.6%増)と大幅な増収増益を記録した。

そのほか版権事業や商品販売事業、その他事業も増収 or 大幅な増収となり、結果として全体の当期決算は増収増益となった。なお、3月期の連結業績予想については前期の業績予想からの変更はないとしている。

※参考:2023年通期での版権・映像ランキングTOP4

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東映アニメーション、2023年3Q決算公表:『ワンピース』『スラムダンク』等の記録的ヒットで大幅な増収増益