マンチェスター・Cに所属するポルトガル代表DFジョアン・カンセロが、バイエルンに期限付き移籍するようだ。30日、イギリスメディア『アスレティック』が独占情報として報じた。

 現在28歳のカンセロは、ベンフィカバレンシアインテルユヴェントスなどを経て、2019年夏にブラジル代表DFダニーロとのトレード移籍でマンチェスター・Cに加入した。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で偽サイドバックとして新境地を開き、2度のプレミアリーグ優勝に貢献した。

 2022年2月に契約を2027年夏まで延長し、今シーズンからは背番号「7」に変更。しかし、守備面での貢献度の低さをたびたび指摘され、FIFAワールドカップカタール2022終了後からは序列が低下。若手DFリコ・ルイスやオランダ代表DFナタン・アケにポジションを奪われ、直近の公式戦は3試合連続でベンチを温めていた。

 そんなカンセロに対し、長年その動向を追ってきたバイエルンが急接近。31日の“デッドライン・デー”直前に、買い取りオプションが付いた期限付き移籍で加入することが決定的になったようだ。

 バイエルンでは、モロッコ代表DFヌサイル・マズラウィが軽度の心膜炎で離脱中。フランス代表DFリュカエルナンデスは右ひざ前十字じん帯断裂で今季絶望となっており、DFラインの選手層に不安を抱えている。

カンセロがバイエルン移籍へ [写真]=Getty Images