童謡「雪」の歌詞の中には「犬は喜び庭駆け回り」というフレーズがありますが、もちろん全てのワンちゃんには当てはまらなかったようで。

 雪を見ても喜ぶ様子はなく、ただジッとしているのは柴犬の「ひまわり」ちゃん。顔をすぼめて、小刻みに震える様子は、思わず抱きしめたくなるかわいらしさがあります。

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 ツイッターに投稿されたこの動画は、自宅から200mほど離れたところで撮影されたもの。一見すると寒くて震えてるように見えるのですが、飼い主さんに話を聞くと、どうやらちょっと特別な事情があった模様。

 当時、同居する3匹の柴犬さん、飼い主さん、飼い主さんの娘さんと共に散歩に出掛けたひまわりちゃんでしたが、あたりの匂いを楽しんだり、キョロキョロしたりしながらマイペースで進んでいたため、ひとり置いてけぼりになってしまったのだそう。

 そこへ、先を進んでいた三朗くんが引き返して帰ってきてしまいました。その様子を見て、ひまわりちゃんはがっかり。どうやらみんなで散歩をしたかったようなのですが、三朗くんが戻ってきたことにより、その思いは叶わず。気を落としてその場に座り込んでしまった、という状況だったようです。

 末っ子らしくワガママで甘えん坊だというひまわりちゃん。気分が落ち込んで震えてしまうことはよくあることで、こうなるとその場で立ち尽くしたり、トボトボとしか歩いてくれなくなってしまうのだとか。

 その心境はさしずめ「雪が降っても、みんな一緒じゃなきゃイヤだ」といったところでしょうか。この後はすぐに帰宅の途についたそうですが、次回こそはみんなと散歩を楽しめると良いですね。
 
 投稿にはおよそ9万件もの「いいね」がつくなど、多くの方がその表情や姿に心をつかまれてしまった模様。「ぎゅーってしてあげたい」「シワシワのお顔がカワイイ」といったコメントが相次いで寄せられています。

 一方で、「寒いのにかわいそう」「紐で首を括ってる」といったコメントもありましたが、前述の通り、寒いから震えているわけではありませんし、このリードはクルクル回って紐が絡まってしまうのを防ぐために、飼い主さんが手作りしたものなので、心配ないそうです。別の日には、雪の中で楽しく遊んでいるひまわりちゃんの様子もツイートされていますよ。

<記事化協力>
柴桜 三朗太さん(@sabuchan105

(山口弘剛)

雪で犬は喜ばない 顔をすぼめて震える柴犬が抱きしめたくなるかわいさ