ライオンズゲートが制作予定の故マイケル・ジャクソンの伝記映画『マイケル』で、マイケルの甥のジャファー・ジャクソンが“キング・オブ・ポップ”を演じることが正式に決定したと、アントワーン・フークア監督が明かした。

 ジャファーはマイケルの兄ジャーメインの息子だ。フークア監督は自身のインスタグラムに、26歳のジャファーが亡き叔父に扮し、ダンス・スタジオでマイケルの特徴的なポーズの一つをとっている姿を捉えた写真を投稿し、「“キング・オブ・ポップ”となった男の旅を探求する映画イベント”マイケル”で、@jaafarjacksonマイケル役となったことを発表できて光栄です。カミング・スーン」と添えた。

 この映画はマイケル・ジャクソンの人生とキャリアを描くもので、『ボヘミアン・ラプソディ』のグラハム・キング、マイケル・ジャクソンの遺産の共同執行者であるジョン・ブランカジョン・マクレーンがプロデュースする予定だ。公開時期や、マイケルの生涯をどの程度描くかなどの情報はまだ発表されていない。

 マイケルの母キャサリンは、米ハリウッドリポーターに対し、「ジャファーは私の息子を体現しています。彼がエンターテイナーとパフォーマーというジャクソン家のレガシーを受け継ぐのを見るのはとても素晴らしいことです」と声明でコメントしている。

 生涯のほぼ全てが現役だったそのキャリアを通じ、マイケル・ジャクソンは米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で13曲がNo. 1を獲得した。彼が最初に成功を収めたのは、ファミリー・バンドのジャクソン5の一員としてで、彼らの楽曲のうち4曲がHot 100で首位を獲得している。

 ソロ・アーティストとしては、1982年のアルバム『スリラー』が、史上最も売れたアルバムのひとつとなり、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で37週にわたって首位を獲得した。さらに、このアルバムからの7枚のシングルは全てHot 100のトップ10にランクインした。彼は、2009年6月25日に50歳で死去した。

故マイケル・ジャクソン、伝記映画『マイケル』で甥のジャファーがマイケル役に抜擢