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 子供時代に「かくれんぼ」をしたことがある人は多いだろう。決して怖い遊びではないが、隠れる場所の選択を誤ると、とんでもない恐怖体験をすることになってしまう。

 港湾の埠頭で友達とかくれんぼをしていたバングラデシュに住む15歳の少年だが、隠れた場所がコンテナの中だったのが災いした。

 うっかり居眠りをしてしまったところ、コンテナごと船に乗せられ、気付いた時には海の上。閉じ込められた少年は6日後、バングラデシュから3700km離れたマレーシアの港に到着していたという。

【画像】 輸送用コンテナでかくれんぼ中居眠りをしてしまった少年

 1月11日バングラデシュに住むファヒム君は、南東部にある港湾都市チッタゴンの埠頭にある輸送用コンテナで友達とかくれんぼをして遊んでいた。 コンテナの中に隠れたファヒム君は、いつの間にか中で居眠りしてしまい、目を覚ました時にはコンテナに閉じ込められてしまっていたという。 翌12日、そのコンテナマレーシアに向かう商業船に積み込まれ、チッタゴンを出発。17 日にマレーシアのクラン港に到着した。

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pixabay

6日後、異国にたどり着いてしまう

 クラン港で、バングラデシュの船からコンテナを降ろしていた職員は、コンテナの1つから混乱してやせ衰えた少年が出てくるのを見てショックを受けた。 ファヒム君は現地語を話せなかったため、事情を聞くことができなかった港湾当局は、すぐに警察に通報した。 当初、ファヒム君は人身売買犯罪組織の被害者ではないかという疑いがもたれた。 だが最終的に、かくれんぼ遊びの最中に誤って輸送用コンテナの中に閉じ込められたことが判明し、疑いは解けたという。

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6日後に無事救助されたのは幸運だった

 当局によると、ファヒム君は長い間コンテナに閉じ込められていたこともあり、発熱していて、検査のために近くの病院に運ばれたという。 6日間もコンテナに閉じ込められていたファヒム君の恐怖と心細さは計り知れない。

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 幸いにも、病院では容態が安定していて、完全回復が期待されているそうだ。 マレーシア当局は、ファヒム君を母国バングラデシュに送還する手続きをすでに開始しているということだ。

 インディア・タイムズによると、去年10月には、チッタゴンからマレーシアのペナン港への同様の航海を行った輸送用コンテナから15歳少年の腐敗した遺体が発見されている。 海運船は、何週間も何ヶ月も海上で過ごすことがあり、食料や水がなければ確実に命を落としていただろう。6日後に無事救助されたファヒム君は、幸運だったと言えるかもしれない。References:Bangladeshi Boy Hides In Container During Hide And Seek Game, Ends Up In Another Country/ written by Scarlet / edited by parumo

 
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友達とかくれんぼをしていた少年、6日後に3700km離れた異国にたどり着くという珍事