小学館「JS研究所」は、女子小学生(JS)のリアルな本音を探るべく、「2022年で“いちばんうれしかった事”」に関するアンケートを実施。その結果を公表した。

小学館は昨年8月、小学校低学年女児向け雑誌「ぷっちぐみ」、少女まんが誌「ちゃお」の各編集部の視点で定期レポートする「JS研究所」を発足。今回は「ぷっちぐみ」「ちゃお」2023年1月号にて掲載、収集した「2022年で“いちばんうれしかった事”」に関するアンケート結果を発表した。

「2022年で“いちばんうれしかった事”」の問いに、行動制限緩和も相まって“お出かけ”や“旅行”に関するエピソードが多数。「ディスニ―(ランド、シー)に行けたこと」や「USJに行ったこと」など、大型テーマパークへ遊びにいったことを大切に記憶している子が大多数という結果になった。高学年JSでは「旅行」と同ポイントで「誕生日を祝ってもらった」ことも嬉しく感じた子が多いようだ。

学年別の特徴としては、低学年JS「ぷっちぐみ」読者の回答のなかには、「ゲームソフトを買ってもらった、買ったこと」や「ゲームセンターで遊んだこと」などのゲームに関する話題が目立っている。他にも「入園、入学したこと」や「七五三で着物を着た、写真を撮ったこと」などの、ライフイベントをうれしかった思い出と感じている子もいるようだ。

一方で高学年JS「ちゃお」読者の回答は、「好きなひとと仲良くなれた」「彼ができた」「告白された」など恋愛に関するエピソードも目立った。他にも「親戚に赤ちゃんが生まれた」「父が退院した」「妹に初めて名前を呼ばれた」など家族の出来事を喜ぶ子どもたちも。

こうした結果に、「ちゃお」編集長は「行動制限が解除されたことにより、皆がだいぶ外に出たり、友人達と交流することが出来ているのと、それを『待ってました!』と楽しみ、喜んでいるのを感じます。そして今回のデータでも高学年の子達は『恋愛』に興味津々ということが見てとれます」、「ぷっちぐみ」編集長も「2022年嬉しかったことで『外へのおでかけ』という回答はコロナ禍において、我慢をしているお子さんの状況がよく出ていると思います。親御さんと一緒に行動をする世代なので、感染対策をしているレストランやイベントなどへの関心も非常に高まっているようです。ゲームセンターでは、家族でクレーンゲームなどする機会も増えているという意見を聞きます」とコメントしている。