毎年2月上旬に迎える、節分の日。

特に子供がいる家庭では、豆まきを行ったり、年の数や、自分の年齢に1個プラスした個数の豆を食べたりすることがあるでしょう。

しかし、年齢によっては、豆が子供の命を危険にさらす場合があるようです。

節分に消費者庁が『注意喚起』

2023年1月23日、節分の日を迎える前に豆に関する注意喚起を行ったのは、消費者庁のTwitterアカウント。

同アカウントの運営者いわく、奥歯が生えそろわず、噛み砕く力や飲み込む力が十分ではない子供は、固い豆やナッツ類で窒息や誤嚥(ごえん)を引き起こす可能性があるといいます。

実際に、国民生活センターには豆やナッツ類による子供の窒息や誤嚥が報告されているそうです。

また、子供が物を口に入れたまま走ったり笑ったりすると不意に吸い込み、窒息や誤嚥するリスクが高まるのだとか。

消費者庁は、5歳以下の子供と暮らす家庭や身近に幼児がいる人に対して、次のように注意をうながしました。

・硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類は、5歳以下の子供には食べさせないでください。

・節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫して行い、5歳以下の子供が拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。

・兄姉がいる家庭では、兄姉が豆やナッツ類を食べている際、5歳以下の子供が欲しがっても与えないようにしましょう。

・食べている時は、姿勢をよくし、食べることに集中させましょう。泣いている時に食べ物を与えるのもやめましょう。

子供が窒息や誤嚥を起こすのは、豆に限ったことではありません。

万が一の備えとして、消費者庁が公開した、子供が詰まらせた食べ物を除去する方法を覚えておくとよいでしょう。

幼い子供を育てる親は、節分を安全に過ごせるよう、心がけておきたいですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
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