マンチェスター・シティからバイエルンに電撃移籍したポルトガル代表DFジョアン・カンセロ(28)が、一部で報じられたジョゼップ・グアルディオラ監督との確執を否定した。

2019年夏の加入以降、シティの両サイドバックの主力を担ってきたカンセロ。とりわけ、スペイン人戦術家の下で“カンセロロール”と称される攻撃時の複雑なタスクを完璧にこなし、一時は世界最高の攻撃的サイドバックとの評価も受けた。

しかし、今季途中から若手のリコ・ルイスの台頭やナタン・アケのサイドバック起用が機能したことで、徐々に出場機会を失ったポルトガル代表DFは、今冬の移籍市場最終日に6150万ポンド(約98億8000万円)の買い取りオプションが付帯する、今シーズン終了までのレンタルドイツ王者に新天地を求めることになった。

今回の移籍の経緯に関しては、出場機会を失った際の姿勢に不満を抱いた指揮官と、徐々にフラストレーションを溜めたカンセロが、ここ最近に入って衝突したことが移籍の原因と報じられていた。

しかし、カンセロは加入後のバイエルンの公式インタビューを通じて、移籍のキッカケとして出場機会減少を認めた一方、指揮官との確執を否定している。

「この数週間、出場時間が限られていたため、僕はこのような形で変化を求めたんだ。そして、監督との関係、ペップとの関係とこの決断はなんの関係もないよ」

「それは僕が求めていたこと、もっと試合に出たい、バイエルンのようなビッグクラブでプレーしたい、そして新しい冒険のために旅立ちたいと思ったんだ」

「今話したように、僕はここにいられてとても幸せだよ。ビッグクラブであり、多くの歴史を持つ、このクラブを代表してプレーするプレーヤーになれて、とてもとても幸せさ」

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