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ブラジル西部マットグロッソ・ド・スル州ボニートで1月29日、飲酒運転の車がバイクに衝突、その後自動車教習所に突っ込む事故が発生した。教習所前では当時、5歳の女の子が遊んでいたが、植木がクッションとなり奇跡的に無事だった。当時の監視カメラの映像とともに、ブラジルネットメディア『G1』などが伝えている。

事故が起きたのは1月29日午後1時30分過ぎで、片側1車線の道路を紺色のウーノフィアット)が大きくカーブを描いたまま左折、対向車線を直進してきたバイクに衝突するとそのまま自動車教習所のガラス戸に突っ込んだ。

当時の監視カメラの映像では、バイクの運転手が車のサイドドアにぶつかって投げ出されているのが分かり、道路からそれた車は教習所に突進、植木を押し込みながらガラス戸に突っ込んでいる。

なお植木のすぐ後ろでは当時、教習所の隣の店のオーナーの娘マリア・ルイザちゃん(Maria Luiza、5)が遊んでいて、植木とともに教習所内へ吹き飛ばされたが、車が急停止したことで奇跡的に無事だった。

マリアちゃんはその後、自分で立ち上がると父親のそばに駆け寄っており、壊れたガラスで手足などに傷を負っただけで済んだ。ただマリアちゃん、この事故の3か月前にも飲酒運転の車の事故で頭部を26針縫う怪我をしていたそうで、最近はうなされて眠れない日があるという。

一方でバイクを運転していた60歳の男性は胸部を強打し、大腿骨骨折の可能性もあったことから病院に搬送されたが、その後の容体については明かされていない。

そして事故を起こした男はというと、 現場での検査の結果、呼気中アルコール濃度が0.95mg/Lと酩酊状態であったことが判明、現行犯逮捕された。男は「その日は朝10時から友達と飲んでいた。事故当時のことは何も覚えていない」と話しているそうで、居眠り運転をしていた可能性が高いという。

ちなみにこのニュースには、「女児には守護天使が付いていたんだよ」「植木とベンチに挟まれて守られたようだね」「バイクの男性のほうが重傷だよね。かわいそうに」「まるでアクション映画のよう」「飲んだら車を運転すべきでない。命が助かったからよかったけど、飲酒運転は人生を変える」「朝から飲んでいて車を運転? 男はラッキーだっただけ。飲酒運転の罪を重くすべきだ」といった声が寄せられている。

画像は『New York Post 2023年1月30日付「Girl, 5, survives after drunk driver rams her through window of driving school」(Jam Press Vid)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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