PSVは31日、ドルトムントからベルギー代表MFトルガン・アザール(29)を今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「11」に決定している。

エデン・アザールの弟として知られ、かつてはチェルシーにも在籍していたトルガン・アザール。ただ、チェルシーでは兄のようには活躍できず、2014年夏にボルシアMGへ移籍した。

その新天地では在籍5年間で公式戦182試合46ゴール44アシストと見事な数字を残し、2019年夏にドルトムントへステップアップ。加入初年度にはリーグ戦33試合7ゴール13アシストと一層の活躍を披露した。

しかし、ドルトムントでの2年目以降はケガやコンディションの問題もあり、徐々にチーム内での序列が下がると、今季は若手逸材たちとのポジション争いで苦戦。公式戦21試合に出場し1ゴールの数字を残したが、先発出場はわずか6試合に限られていた。

それでも、今冬にFWコーディ・ガクポ、FWノニ・マドゥエケがリバプールチェルシーに引き抜かれた中、その穴を埋める存在として大きな期待を浴びての加入となった多才な29歳のアタッカーは、「「PSVエールディビジのタイトル候補であり、KNVBカップでもラウンド16に残っている。それにまだヨーロッパの大会でプレーしているし、これらのビッグゲームでプレーすることをとても楽しみにしている」と、前向きな姿勢を示している。

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