吉高由里子が主演し、北村匠海と共演する「星降る夜に」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系) の第3話が1月31日に放送された。まっすぐに好きな気持ちを向ける一星(北村)に対し、年の差に戸惑う鈴(吉高)。恋の始まりのもどかしい瞬間の数々にキュンとする視聴者が続出し、タイトルがTwitterのトレンド入りする反響を呼んだ。(以下、ネタバレがあります)
■鈴に「ステイ」を言い渡される一星
同ドラマは、のどかな海街を舞台に、感情を忘れて孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星(北村)が運命の恋を育んでいく物語。
脚本を恋愛ドラマの名手といわれる大石静氏が担当する。
出演はほかに、鈴が勤める病院の新米産婦人科医・佐々木深夜にディーン・フジオカ(DEAN FUJIOKA)、一星と同じ遺品整理士・佐藤春に千葉雄大、一星と春の会社の社長・北斗千明に水野美紀ら。
前回ラストで、雪降る中でのシチュエーションも含めて感動的だった一星の告白。一星は鈴の元に歩み寄りキスをしようとするが、鈴は展開の早さと年の差に戸惑う気持ちが入り混じり、「とりあえずステイ」と告げた。
とはいうものの、鈴は告白の夜を思い出して笑顔になったり、手話教室に申し込んだり、恋の予感に密かに浮き立っていた。
■恋の始まりの距離感に胸キュン
スマホに「今度いつ会える?」「まだステイ?」とメッセージを送り、返事を待ち続ける一星。そんな一星に、春は「ガンガン行き過ぎなんだよ。恋はさざ波なんだからさ、押したり、引いたり」とアドバイスをした。
その後、一星がビデオ通話すると、お風呂あがりにタオルを巻いただけの姿でうっかり出てしまった鈴に動揺。電話を慌てて切った鈴だが、かけ直してこないことに不満を抱きつつ、メッセージが届くとウキウキ。対して、一星も送るスタンプを悩んだり、病院スタッフと出かける予定を聞いて、「院長、男?」と嫉妬したり。
メッセージのやり取りを通し、それぞれの家で自然に笑みがこぼれる二人の姿が愛おしかった。
そんな中、鈴が深夜といるところを一星が目撃し、ショックから風邪をひいて寝込んでしまう。鈴は一緒の手話教室に通う千明に頼まれて好物のゼリーを届けることに。
深夜とのことをちょっと怒りながらもうれしい一星。鈴が食べようとしたゼリーを一星が奪って顔が近づくが、一星は春のアドバイスを思い出して距離をとった。
その日は看病してそのまま一星の部屋で眠ってしまった鈴。翌朝、一星に送ってもらいながらしばし海辺で語り合う。話しているうちに、ふと過去の医療事故を思い出して落ち込んだ鈴をユニークな踊りで励ます一星。自然と笑顔を取り戻した鈴は、「子どもみたいだと思っていたけど、そうでもないんだね。私なんかよりずっと真っ直ぐで、優しくて強いんだね」とつぶやいた。
そして流れでキスを期待する鈴に、「鈴が本当に俺を好きだと思うまで、キスはステイします」と手話で告げた。“ステイ”の仕返しに、鈴は「しょうがないな…」と一星のおでこにキスをするのだった。
恋の始まりで、まだ少し距離がある時期ならではのときめきにあふれていた第3話。SNSでは「かわいすぎて胸が苦しい」「キュンキュンする」「ときめきが止まりません」「1話であんな簡単にキスしたのにこのじれったさ」と盛り上がった。
ただ、鈴と一星の恋はまだすんなりとはいかないようだ。
10年前に深夜が妊娠中だった妻と胎児を亡くしてしまった時、突然の出来事に涙も出なかった彼の代わりに、研修医だった鈴が泣いてくれて、鈴のような医師を目指そうと決意したことが明かされた。その当時を思い出して再び涙する鈴の頬に手を伸ばそうとした深夜の思いはどんなものなのか。
また、ラストの海岸のシーンで、鈴と一星の姿を遠くから見つめる人物の手元が映し出された。結婚指輪をした手をぎゅっと握りしめ、どこか不穏な感じも。この人物なのか、エンドクレジットでキャスト名が1人だけ塗りつぶされているのも注目された。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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