【プジョー・リフターにもロングボディ登場】ダイナミックな走りでベルランゴと差別化の画像一覧
シトロエン・ベルランゴ ロングに続いて、プジョー・リフターにもロングボディバージョンが登場した。ベルランゴとリフターは同じグループ内でプラットフォームを共有する言わば兄弟車で、リフターにロングボディバージョンが追加されたのも当然と言える。ただし、ともに商用車モデル譲りの積載能力の高さも兼ね備えた実用的なモデルでありながら、ブランドが違うこともあり、そのデザインやコンセプトは大きく異なっているのがおもしろい。
スポーツ方向に振ったダイナミックな性格
今回登場したのは、そのリフターのホイールベースを190mm拡大し、全長を4760mmとした3列シート7人乗りの「リフター ロング」。3列目シートを前後130mmのスライドやリクライニングが可能として、3列目シートも大人が寛げる十分なスペースを確保している点などは、ベルランゴ ロングと手法は共通だ。
リフターはSUVテイストのマルチパーパスヴィークル(MPV)で、力強いフロントフェイス、前後左右にあしらわれたクラッディングが生み出すマッシブな造形、道路環境などに合わせて走りの走行モードをかえるアドバンスドグリップコントロールを採用するなど、スポーツ方向に振っている点、オフロードにも対応している点が大きな特徴となる。
リフター ロングはこうしたリフターシリーズの性格をそのまま継承。その上で、ロングボディにより、ラゲッジスペースを拡大。荷室の最大容量は約2700L、3列目シートを取り外して2列目シートを折りたためば、最大約2700Lの大容量ラゲッジスペースを実現している。
高いドライバビリティや自由な発想に応えるユーティリティー、快適性といったリフターの世界がさらに広がったと言えるだろう。ユーザーにとっては、標準ボディの「リフター」、ロングボディの「リフター ロング」を選択できるのは朗報だ。
SUV志向のセッティングで頼もしい走りを実現
リフター ロングは走りの味付けもダイナミック方向。パワートレーンは低回転からトルクが大きい上に燃費も良く、操りやすさで定評のある1.5Lディーゼルターボエンジンに、電子制御8速オートマチックトランスミッション(EAT8)の組み合わせる。
駆動方式はFFのみで4WDは設定されないが、「ノーマル」をはじめ、悪路走破性を高めた「スノー」、「サンド」、「マッド」、「ESC OFF」の5つのモードに切り替えが可能な最新のトラクションコントロールシステム、アドバンスドグリップコントロールを搭載して、SUVらしい頼もしい走りを可能としている。これはベルランゴには装備されない。
リフター ロングのグレード展開は、リフターのスポーツグレードであるGTをベースとした「リフター GT ロング」のみの設定で、車両価格は4,550,000円。カラーバリエーションは、ディープブルー、ペルラネラブラック、アイシーホワイトの3色が設定される。
「プジョー リフター ロング GT」スペック
全長×全幅×全高 4,760×1,850×1,900mm
ホイールベース 2,975mm
車両重量 1,700kg
エンジン 直列4気筒ディーゼルターボ横置
総排気量 1,498cc
最高出力 96kW(130PS)/3,750rpm
最大トルク 300Nm(30.6kgfエm)/1,750rpm
トランスミッション 8速AT
駆動方式 FF
メーカー希望小売価格 ¥4,550,000(税込)
写真:ステランティスジャパン
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