日本人女子テニスプレーヤーの柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス所属)が、青山修子(近藤乳業)とペアを組み、全豪オープン女子ダブルスで準優勝しました。

グランドスラムの同種目で日本勢の決勝進出は、2018年全仏オープンの穂積絵莉、二宮真琴組以来の2回目。決勝では第1シードバルボラ・クレイチコバ&カテリナ・シニアコバ組(チェコ)と対戦し、4-6 3-6で敗退。日本選手同士のペアとして初のグランドスラム制覇はなりませんでしたが、決勝という大舞台で堂々の戦いぶりを見せました。


柴原/青山組は、昨年全豪オープンでベスト4に入りましたが、その後は柴原がシングルスを優先させるということで、一度ペアを解消。この全豪オープンにて久しぶりのペア再結成となりました。

1回戦こそ、フルセットで苦戦はしたものの、その後は順調に勝ち上がり、2人にとって初めてのグランドスラム決勝進出となりました。

対戦相手のクレイチコバ/シニアコバは、すでにゴールデンスラム(五輪と全てのグランドスラム)を達成し、昨年は全豪、ウインブルドン、全米のグランドスラム3大会を優勝したチェコ出身の世界No.1ペアで、現在の女子ダブルス界では圧倒的な強さを誇っています。

第1セットは第1ゲームでブレークを許し、4-6でセットダウン、第2セットもブレークを先行されますが、ブレークバックで挽回。しかし、3-3からのサービスゲームで再びブレークを許すと、そのまま相手に逃げ切られる展開となりました。

しかし。スコア以上にペアの良さは存分に出た試合となりました。柴原は、本来の武器であるサービスとフォアの強さに加え、ネットプレーが向上し、相手にプレッシャーをかけます。また、青山はリターンを向上させ、柴原の前での動きをサポートしました。

ストロークで組み立て、ボレーで決めるというダブルスのスタンダードな戦法から、2人で前に詰めたり、ロブやアングルを効果的に使ったりと、技術の高い両ペアの攻防は、大変見応えのあるものでした。

日本史上初とはなりませんでしたが、今後の戦いにも期待が持てる決勝となりました。

【橋本総業ホールディングスと柴原の契約経緯】
柴原は、日本人の両親を持つアメリカ育ちの選手で、1998年2月12日生まれの24歳。ジュニア時代から高成績を収めており、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)にスポーツ奨学生として入学します。そして、2年後に大学を休学し、プロへの道を選択しました。
プロ入り当初は日本での実績もなかったため、スポンサー探しに苦慮しましたが、プロテニスプレーヤーの佐藤直子氏より「米国在住の良い選手がいるが、日本での活動拠点がないため、応援してほしい」との依頼によって、橋本総業ホールディングスの所属選手となりました。
2019年には東京五輪の出場を見据えて日本国籍を取得。その後パートナーとなった青山修子との女子ダブルスでは、ツアー8勝を挙げ、グランドスラムでは全豪、全仏でベスト8、全豪、ウインブルドンでベスト4へ進出。また、2022年の全仏混合ダブルスではウェスリー・クールホフ(オランダ)と組み、グランドスラムを初制覇しました。
これは、橋本総業ホールディングス所属選手として初めてのグランドスラム優勝者となります。日本のプロテニスプレーヤーの応援、支援を続ける同社にとっても、夢が叶った瞬間となりました。

【スコア】
決勝
柴原瑛菜/青山修子 4-6 3-6 バルボア・クレイチコバ/カテリナ・シニアコバ(チェコ
準決勝
柴原瑛菜/青山修子 6-2 7-6(7) ココ・ガウフ/ジェシカ・ペグラ(アメリカ)
準々決勝
柴原瑛菜/青山修子 6-3 6-3 キャロライン・ドラハイド(アメリカ)/アンナカリンスカヤ(ロシア
3回戦
柴原瑛菜/青山修子 6-2 7-6(7 )アナスタシア・パブリチェンコワ(ロシア)/エレナ・ルバキナ(カザフスタン
2回戦
柴原瑛菜/青山修子 6-2 6-2 ナディヤ・キチュノク(ウクライナ)/キンバリー・ジマーマンベルギー
1回戦
柴原瑛菜/青山修子 7-5 3-6 6-3 マグダ・リネッテ(ポーランド)/ワン・シンユ(中国)

【プロフィール】
■柴原瑛菜
1998年2月12日生まれ(24歳)170cm 右利き
アメリカ・カリフォルニア州 マウンテンビュー生まれ
7歳からテニスを始める
全米オープンジュニアダブルス優勝
世界ダブルスランキング23位(最高4位)
東京五輪日本代表 混合ダブルスベスト8(マクラクラン勉)
WTAツアーダブルス優勝 8回
女子ダブルスタイトル8
グランドスラム 女子ダブルスベスト8(‘20全仏、‘21全豪)ベスト4(’21ウインブルドン、’22全豪)準優勝(‘23年 全豪)
混合ダブルス ベスト8(‘22 全豪 ) 優勝(’22 全仏)

■青山修子
1987年12月19日生まれ(35歳)154cm 右利き
東京都町田市生まれ
8歳からテニスを始める
日本大学第三中学校・高等学校早稲田大学卒業
深圳ユニバーシアード金メダル
全日本選手権ダブルス優勝
東京五輪日本代表
WTAツアーダブルス優勝 17回 柴原とは8回
世界ダブルスランキング25位(最高4位)
女子ダブルスタイトル8
グランドスラム 女子ダブルスベスト8(‘20全仏、‘21全豪)ベスト4(’13 ’21ウインブルドン、’22全豪) 準優勝(‘23年 全豪)

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■全豪オープン2023
2023年1月16日(月)~1月29日(日)
オーストラリア・ビクトリア州メルボルン
会場:メルボルンパーク
賞金総額:7650万豪ドル(約70億6000万円)
シングルス優勝賞金:297万5000豪ドル(約2億7500万円)
ダブルス優勝賞金:69万5000豪ドル(約6400万円) 準優勝は37万000豪ドル(約3700万円)
混合ダブルス優勝賞金:15万7750豪ドル(約1460万円)

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【橋本総業ホールディングス株式会社について】
橋本総業ホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:橋本政昭)は、人々の生活に欠かすことのできない設備商品を扱う企業です。設備商品の流通とサービスによって、快適で健康的な暮らしを追求することをミッションとして目指しています。また、この延長線上にあるものとして、社会貢献活動にも力を入れております。健康・医療に関するサポートや、テニス・ゴルフを中心とした活動、育成事業や、産学連携による共同研究等、幅広い取り組みを行っています。
詳しくは、https://www.hat-hd.co.jp/ をご参照ください

配信元企業:橋本総業ホールディングス株式会社

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