ここ数年、ファストフード業界では、プラスチック製のストローから、より環境に優しい紙製のストローへの移行が見られた。
だが、使ったことがある人ならわかると思うが、紙製のストローは最初はいいが徐々に飲みづらくなってしまうのが難点だ。
アメリカのマクドナルドは、一部の都市の店舗で、冷たい飲み物にストローを使わない新しいふたを試験導入中だ。
これは、より環境的に持続可能なものになるための、同社の取り組みの一環だという。
現在、紙ストローを導入しているアメリカのマクドナルドは、ストローの必要性を完全に失くす新しいふたの導入が、一部の都市で試験的に行われている。
ストロー不要のふたは、より環境に優しくなるという会社の取り組みの一部だ。
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マクドナルドは、新しいふたが展開されている都市のリストを公開していないが、ミネソタ州ミネアポリス地域は、ふたがテストされている市場の 1 つだそうだ。
スターバックスで、3年前から導入されている「シッピーカップ」に似ているデザインで、ふたには飲み物がこぼれるのを防ぐために引き上げ用のつまみが付いている。
そのつまみを引くと、飲み物を簡単に飲むための半月形の開口部が現れ、移動時には上部を閉じたままにできる。
報告によると、ミネアポリスの店舗では、ストローをリクエストすることも可能だという。
パッケージの最適化で100%リサイクルを目指す
マクドナルドはこのように声明を発表した。
[もっと知りたい!→]紙ストローじゃマックシェイクが飲みにくいんじゃ!マクドナルドのストローを元に戻してほしい!イギリスで署名運動が開始される
これらのふたは、パッケージを最適化し、小さなプラスチックの使用を排除するのに役立ちます。
これは、レストラン全体の廃棄物を削減し、リサイクルを進めるという継続的な国際的取り組みの一環として検討している、数多くの解決法の一例にすぎません。
マクドナルドのウェブサイトによると、2021 年現在、一次包装材の約 82.7% がリサイクル、または認定された供給源から調達されている。
同社は、2025 年末までに、100% リサイクルまたは再生可能な素材を使用することを目指している。
そのため、ハッピーミールのおもちゃも削減する試みのようだ。
2018年以来、ハッピーミールのおもちゃに使われている未使用の化石燃料ベースのプラスチックを世界的に24.4%削減し、再生可能、リサイクルし、認定された供給元から使用される材料の調達に取り組んでいます。
私たちの目標は、2025 年末までにハッピーミールのおもちゃのプラスチックを大幅に削減し、より持続可能な素材に移行することです。
ストロー不要のふたについては賛否両論
SNSでは、ストロー不要の新しいふた導入について、賛否両論の声が寄せられている。
・ストローを撤去したら、もう絶対に行かない!ソーダはストローと合うんだから!間違った考えだよ!
・私はストローのないふたが嫌いです。
・マクドナルドにストロー不要のふたがやってくる。この動きに大声で拍手を送ることはできない。
・年配女性は、ダイエットコーラをストローなしで飲んだりしたら衝撃を受けるんじゃない?
・ストローのない蓋が、より多くのプラスチックを含んでいる場合、どう環境にやさしくなるというの?
→・マイカップ持ってきた方が環境にとってはるかに良いんじゃない?
・障がいのある人で、ストローでしか飲めないという人もいるから完全にストローを失くすことは難しいかもね。
・他にもストロー不要でやってる店はあるしね…。
・全ての店舗でストロー不要にすればいいと思う。
・ストローをプラスチックに戻して、カップとふたを紙にした方がプラスチック使用率が減るんじゃない?
ちなみに日本のマクドナルドでは2022年10月より、紙製のストローや木製ストローを順次、全国の店舗で展開していくと発表している。
だがやはり紙ストローは使いづらく、飲み物がまずくなると感じる人が多いようで、日本のセブンイレブンや、ミスタードーナツなども、かつては導入していたものの、今はあまり置いていないようだ。
バイオマス素材の樹脂製ストローとか、ストロー不要のふたに変えたりしているよね。
References:McDonald's testing a new strawless lid, dividing social media users /written by Scarlet / edited by parumo
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