FC東京は3日、2023シーズンの選手ユニフォームに関して、規則に抵触し仕様変更することを発表した。

今回問題となったのが背面の襟下に入っていた「You’ll Never Walk Alone」ラバープリント。「サッカー競技規則 第4条 5.競技者の用具 」および「ユニフォーム要項第 12条②」に抵触していることが発覚したという。

ユニフォーム要項第 12条②」では、「クラブの紋章やロゴ、サッカーの試合におけるリスペクトおよび高潔性(インテグリティ)の促進を首唱するクラブのスローガンおよびエンブレム」は表示できるとされているが、「前面または左袖のうち2か所」と場所が指定されており、背面のエリ下は認められていない位置となる。

FC東京は「関係各所との協議の結果、選手が着用する公式戦用ユニフォームにつきましては、メッセージプリントの位置および素材を変更し、シャツ前面の裏側に配置することといたしました」と説明。前面裾裏側に転写プリントで表示することに変更したという。

なお、選手が公式試合で着用する以外のユニフォーム(展示用・販売用のオーセンティックユニフォーム)につきましては、仕様は変更せずに背面に配置されるという。

クラブは今回の件を謝罪。ただ、想いは変わらず、サポートをお願いした。

FC東京がファン・サポーターのみなさまとともに大切にしてきた「You’ll Never Walk Alone」のメッセージは、2020シーズン途中から継続してユニフォーム内に配置してまいりました」

「今回は直前での配置変更となり誠に申し訳ございませんが、2023シーズンも想いは変わらず、選手たちはこのメッセージを内に秘めて戦います。ぜひみなさまの熱いサポートを引き続きよろしくお願いいたします」

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