兵庫県芦屋市で、救急隊員の活動を妨害したとして2日、48歳会社役員の男が公務執行妨害の疑いで逮捕。その行動に、ネット上で怒りの声が上がっている。

 男は2022年11月26日午後7時50分頃、芦屋市の路上で救急活動をしていた隊員に対し、救急車の窓ガラスを叩くなどして妨害した疑いが持たれている。

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 兵庫県警芦屋署によると、男は事件当時、息子と自宅付近でキャッチボールをしており、隊員が息子に対し、救急車から少し離れるよう声をかけると「いつまで停めているんや。赤いライトつけたままやったら邪魔やろ」などと叫んだとのこと。

 そして、出発しようとしたところ、助手席の窓から手を入れて出発を妨害し、救急車を叩くなどの行動をしたとのことだ。

 この事件に、ネット上では「どうしようもない。なぜこんなことをするのか」「時々、救急車サイレンを回して走っていてもどかない人を見かける。妨害行為で救える命が救えないこともあるので、協力してほしい」「救急車は一分一秒を惜しんで来てくれるのに、このような行動をする人間がいることが残念でならない」など怒りの声が上がっている状況だ。

 当然のことながら、救急車は急病人や怪我人を搬送するものであり、邪魔をすることによって命を落とすケースも想定される。自動車に乗った状態で走ってくる救急車に道を譲らなかった場合は、道路交通法違反となり違反点数と反則金が科される。他人の命を救う行動をしている救急隊員と救急車の妨害活動をする行為は、言語道断と言わざるを得ない。

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