トナカイ

アメリカの少女が、警察にサンタクロースの食べかけクッキーを「証拠品」として提出しDNA鑑定を求めた一件で、州の保健局による鑑定結果が公開され、話題を集めている。『AP News』『ABC News』などの海外メディアが報じている。


■少女の好奇心に警察が全面協力

アメリカ・ロードアイランド州に住む少女が、クリスマスイブサンタクロースのために用意したクッキーの食べ残しをDNA鑑定のために警察に提出した。

そして警察は、科学的な手段を用いてサンタクロースの存在を証明しようとする「小さな捜査官」のため全面的に協力し、捜査に最善を尽くすことを約束していた。


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■「いる」とも「いない」とも言えず?

警察からの要請を受け、証拠品のDNA鑑定を求められていた州の保健局は先月24日、ソーシャルメディアにて鑑定結果を発表した。

提出されたクッキー片とかじられたにんじんスティックからは、「サンタの存在を決定的に証明、または否定すること」はできなかったと述べた。


■もっと多くの証拠が必要

保健局はまた「DNAの決定的な一致を確認するには、別の場所で発生したサンタクロースとの遭遇から、より多くのDNAサンプルを集める必要がある」と主張している。

また「良いニュース」としては、にんじんスティックからはトナカイの学名である「Rangifer tarandus」と一致するDNAが発見されたとも述べている。


■少女の「捜査」は続きそう

少女のひたむきな情熱は、惜しくもサンタクロースの存在を証明するには至らなかったようだが、この一件はSNSでは多くの反響を集めているようだ。

「彼女は来年はもっと証拠を集めるだろうね」「警察が馬鹿にせず真面目に対応するところが良い」「この子がサンタのいい子リストから外れないか心配」などのコメントが寄せられている。

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(文/Sirabee 編集部・びやじま

少女が依頼したサンタのDNA鑑定結果が公開 「決定的ではないがトナカイのDNA検出」