トイレ

生理中にもかかわらず、「授業中だから」という理由でトイレに行くことを許可されなかった女子生徒(14)。その方針に保護者が激怒し、ある決断を下していたことを、『The Sun』などイギリスのメディアが伝えた。


■トイレに行きたかった娘

イギリスで子育て中の女性(35)が、「娘が学校で屈辱的な経験をした」と公表。その内容に驚きの声が上がっている。

生理が重い娘が授業中に「トイレに行かせてください」と教師に訴えたところ、「病気ではないのだから、授業中にトイレに行くことは認めない」と指導されたのだという。


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■恥ずかしい経験

トイレに行くことを許されなかったせいで、一度は経血で椅子を汚してしまった娘。別の日も服に血がついたため救いを求めたが、教職員は「これをはきなさい」と、男子生徒用のズボンを差し出したという。

女性は学校にも連絡し、「ウチの娘は生理が重いのです」と説明。するとその日は許可証を渡されトイレに行くことを許されたが、「今日だけですからね」と釘を刺されたそうだ。


■母親の怒りが大爆発

こういうことが先日もあったため、女性は「けしからん」と激怒。娘も生理が始まるたびに不安を訴えるようになったため、「この方針を見直すまで、娘は学校に行かせない」という決断を下した。

学校のやり方に納得できず憤る女性は、娘について「友達づくりが苦手なタイプです」と説明。「(なのに経血がもれるといった)アクシデントがあるたびに、さらに気まずい思いをしてきました」と話した。


■学校側の対応は…

思春期の女子生徒に恥をかかせたと批判されている学校側は、「心配されている点について解決できるよう(話し合いを)進めている段階です」と主張。具体的にどうするかについては明かしていない。

サボりやカンニングなどが目的で退室許可を求める子供もいることから、学校側も対応に苦慮している可能性が高い。生徒は休み時間に必ずトイレに行く、学校側も極端なルールを設けて生徒を苦しめないなど、双方がきちんと対処する必要がある。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

「病気でない者は授業中トイレ禁止」 生理中の女子生徒を苦しめる学校に母が激怒