アメリカのウィスコンシン州に、猫好きならきっと足を運んでみたくなるユニークなミャウジアム(猫博物館)が存在する。
猫に関するさまざまな小物が1万点以上揃っているミャウジアムは、外見上は普通の住宅だが、一歩中に入るとそこは猫、猫、猫フィギュアのオンパレード。でもって、10匹のリアル猫も出迎えてくれるという。
There Are Thousands of Cats Inside Cat ‘Mewseum’
ウィスコンシン州メノモニーフォールズに住むショーン・レドナーさんは、コロナのパンデミック時に、退屈さを紛らわすために何かできることはないかと考えていた。
その時、約 20 年前に友人がキノコを集めていたことを思い出し、それがきっかけであるアイデアをひらめいた。
自分は猫が好きなので、猫の置物をたくさん集めてみよう。
夫婦で暮らす自宅で、ショーンさんは10匹の猫を飼っている。全て保護猫だ。しかも、ヒゲメンだけに猫とは相思相愛で、両腕に愛猫のタトゥーを入れる溺愛っぷりだ。
ショーンさんと妻ヒラリーさんは、外に出かけては猫の置物を収集する日々を続けた。すると、いつの間にか 13,000 点を超える作品のコレクションを所有するようになっていたという。
だが、ある日「こんなに集めちゃったけど、どうしよう?せっかくだからみんなにも見てもらいたい」という気持ちが芽生えた。
そこで2人は、自宅にRedner’s Rescued Cat Figurine Mewseumを開館することにした。猫博物館だけに「ミャウジアム」だ。
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世界中からの訪問者が訪れ、保護猫のために寄付
一見、普通の家と思えるショーンさんの自宅玄関から一歩足を踏み入れると、そこは猫好きにはたまらないドリームワールド、ミャウジアムがある。
ショーンさんの自宅は地下室を含む部屋のほとんどが何千もの彫像、写真、装飾プレートで飾られていて、ゆっくり見て回るのに約1時間半はかかるという。
2022 年 9 月 18 日の開館以来、何百人もの訪問者がアメリカ国内だけでなく世界各国からこのミャウジアムを訪れている。
入場料は無料だが、地元の猫の救助・保護のために5 ドルの寄付が推奨されていて、寄付金は100%、 猫のために使われている。
ショーンさんによると、これまでに約 3,000 ドル(約38万円)を寄付したそうだ。
ゆくゆくは猫保護施設とカフェを兼ね備えて博物館を拡大
ショーンさん夫妻は、今も変わらず猫のフィギュアを集めている。たくさんのアイテムを長く良い状態で維持するには、適切な保管方法や保管場所が必要だ。
考えた結果、夫妻はミャウジアムをより目立つ、広い場所に移動することを検討している。
さらに、ゆくゆくはミャウジアムを、猫カフェとして、永遠の家を探している保護猫のための一時的な避難所と組み合わせたいとも考えているそうだ。
猫への愛情がとても深いショーンさんは、メディアの取材でこのように語っている。
最初から計画的に進めたことではなかったんですよ。なにしろ、パンデミック中の退屈しのぎで始めたことですからね。
でも、猫のコレクションを集めて、それを博物館として展示すると、いろんな場所からたくさんの人が見に来てくれるようになってね。
世の中には嫌なことが溢れているけれど、人に喜びを与えて、その人がハッピーになってくれるのなら、自分は続けていきたいなと思っています。猫もハッピーになれますしね。
ちなみに、ポーランドにも数千点の猫のコレクションが展示された博物館があるので、世界猫博物館めぐり、なんてのもたのしいかもしれない。
References:Check Out the ‘Mewseum’ With Over 13,000 Cat Figurines/ written by Scarlet / edited by parumo
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