【この記事の動画を見る】

ロシアシベリア連邦管区オムスクにあるレクリエーションセンターで先月21日、警備員の男(51)が雄のフタコブラクダに襲われた。襲撃の直前、男は意のままにならないラクダの顔を殴っており、怒ったラクダが反撃に出たという。ロシアネットメディア『РИА Новости』などが伝えた。

ハンティングの拠点にもなっているというシベリア連邦管区オムスクのベリョースカ・レクリエーションセンターで先月21日、警備員の男が“ヴァーシャ(Vasya)”という名の雄のフタコブラクダに襲われ死亡した。

男はヴァーシャを近くの囲いに移動させようとしたところ抵抗され、握り拳で顔を殴ったところを反撃された。

当時の監視カメラの映像では、男がヴァーシャの顔を殴った後、手綱を掴もうとして頭突きされているのが見て取れる。

ヴァーシャはその後、倒れた男の上に乗ったまま執拗に攻撃を続け、男の左腕に食らいつくと何度も振り回した。動画には、男が宙を舞う姿や、ヴァーシャが男に食らいついたまま頭を激しく振る姿も映し出されていたようで、雪で覆われた地面は真っ赤に染まっていたという。

男は午後7時50分頃、地区の病院の集中治療室に搬送されたものの、体の複数の部位に重い損傷が生じる多発外傷と、重度の外傷性脳損傷を起こしており、間もなく死亡が確認された。

事故の動画はその後SNSで拡散、レクリエーションセンターの所有者がヴァーシャを殺処分したことも明らかになり、次のようなコメントが寄せられた。

「悪いのはラクダを殴った男。」
「襲われたのは当然だよ。」
因果応報、まさにカルマだ。」
「あんな大きなラクダに襲われたら為す術もないだろうね。」
ラクダは合法的に飼われていたのか?」
「なぜ殺処分? 酷すぎないか?」

さらに同センターをよく訪れる人たちは「あのラクダは子供たちに人気だった。よくそばに寄って来て、子供たちは餌をあげたり頭を撫でたりしていた。フレンドリーでこれまで攻撃的になったのを見たことがない」などと明かしており、「男がラクダを殴ったのはこれが初めてではないのでは?」といった声もあがったようだ。

なお成体のフタコブラクダは大きいもので体長が3メートル、体重は700キロにも達し、発情期を除けば気性は穏やかだという。

ちなみに2021年には、犬を虐待する男に牛が猛攻撃する動画が拡散、「良い行為でも悪い行為でも、いずれは自分に返ってくる。これはカルマだよ」と話題になった。

画像は『Om1.ru  2023年1月24日付「Верблюд убил сторожа омской охотничьей базы」(Фото: Прокуратура Омской области)』『The Sun 2023年1月23日付「CAMEL HORROR Furious camel bites and tramples to death handler who ‘struck beast in the face’ at kids’ holiday camp」(Credit: East2West)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

海外セレブ・芸能のオンリーワンニュースならテックインサイト