セリエA第21節の3試合が4日に行われた。

 ローマはホームでエンポリと対戦。開始2分、パウロ・ディバラの左コーナーキックにロジェール・イバニェスが頭で合わせて先制すると、6分にもディバラの左CKで追加点。今度はタミー・アブラハムがヘディングで合わせて、今季リーグ戦6得点目を記録した。

 ローマはその後もディバラを中心に何度かエンポリのゴールに迫ったが、追加点は奪えない。後半開始早々の47分には立て続けにシュートを放ちながらも、相手GKグリエルモ・ヴィカーリオの神がかり的なセーブ連発でゴールネットを揺らせず。一方でエンポリにチャンスを作らせる場面もあったが、相手の決定機逸にも助けられて完封勝利を収めた。ジャロロッシは2試合ぶりの白星で暫定3位に浮上した。

 ローマと同じくチャンピオンズリーグ出場圏を争うアタランタは、敵地でサッスオーロと対戦。アタランタは30分、ヨアキム・メーレが相手への危険なタックルで一発退場となり、1時間以上数的不利での戦いを強いられることになった。

 試合の均衡が破れたのは55分、サッスオーロのアルマン・ロリアンテカットインから鋭い一撃を突き刺し、ホームチームが先制。追いかける展開となったアタランタは、試合終了間際にルイス・ムリエルも審判への抗議でレッドカードを提示され、0-1でリーグ戦6試合ぶりの黒星となった。サッスオーロは今季2度目の連勝に。

 いまだ勝利がない最下位のクレモネーゼは、ホームでレッチェに0-2の敗戦。勝利したレッチェは5試合ぶりの白星となった。

 セリエA第21節の対戦カードと暫定順位表は以下の通り。

セリエA第21節
2月4日(土)
クレモネーゼ 0-2 レッチェ
ローマ 2-0 エンポリ
サッスオーロ 1-0 アタランタ

2月5日(日)
スペツィア vs ナポリ
トリノ vs ウディネーゼ
フィオレンティーナ vs ボローニャ
インテル vs ミラン

2月6日(月)
ヴェローナ vs ラツィオ
モンツァ vs サンプドリア

2月7日(火)
サレルニターナ vs ユヴェントス

■暫定順位表
()内は勝ち点/得失点差
1位 ナポリ(53/+33)
2位 インテル(40/+14)
3位 ローマ(40/+10)
4位 ラツィオ(38/+20)
5位 ミラン(38/+8)
6位 アタランタ(38/+15)
7位 ウディネーゼ(29/+6)
8位 トリノ(27/-1)
9位 ボローニャ(26/-4)
10位 エンポリ(26/-7)
11位 モンツァ(25/-3)
12位 フィオレンティーナ(24/-4)
13位 ユヴェントス(23/+13)
14位 レッチェ(23/-3)
15位 サッスオーロ(23/-7)
16位 サレルニターナ(21/-13)
17位 スペツィア(18/-15)
18位 ヴェローナ(13/-14)
19位 サンプドリア(9/-26)
20位 クレモネーゼ(8/-22)

ハイライト動画】ローマ 2-0 エンポリ

セリエA第21節の3試合が行われた [写真]=Getty Images