
アメリカの民家でキツツキの被害にあっていると連絡を受けた害虫駆除業者の男性が、壁に穴を開けたところ、そこから大量のドングリがなだれこんできた!
大量なんてもんじゃない、爆量だ。20年以上この仕事を行っている男性も、このような事態に遭遇したのは初めてだという。
Exterminator Finds Thousands of Acorns Behind Wall of House
ドングリころころ、なんてかわいいレベルじゃない。雪崩のように出てきたのはキツツキがため込んだ大量のドングリだ。
米カリフォルニア州で、害虫駆除会社「ニックス・エクストリーム・ペスト・コントロール社(Nick's Extreme Pest Control)」を経営するニック・カストロさんは、キツツキの被害にあっているという家から連絡を受けた。
キツツキが家の外壁に穴を開け、そこを貯蔵庫代わりに使用しドングリを備蓄して食べているという。
壁の中は空洞になっているため、キツツキがドングリを中に入れると下に落ちて行ってしまう。そのため、キツツキが運んできたドングリは壁の中へとどんどんたまっていく。
そこでカストロさんは、内壁の一部に穴を開けて、中のドングリを取り出すことにした。内壁を四角く切り出したところ、大量のドングリがなだれ込んできた!
[もっと知りたい!→]想像を絶するレベルのドングリがアンテナの中に!!犯人はいったい??
まさかこれほどの量とは!カストロさんが明けた四角い穴からドングリがどんどんあふれ出てきて、部屋がドングリの大洪水に。
カストロさんはこれまでの経験から、せいぜい壁の高さの4分の1程度の量だろうとたかをくくっていた。
ところが実際には壁全体、屋根裏まで積み上げられていたのだ。カストロさんが穴に手を入れると、さらにドングリは流れ続けた。

出てきたドングリの量は約317kg、アメリカンサイズの大きなごみ袋8個分である。20年以上この仕事を行っているカストロさんですら、「こんな量は見たことない!」と驚きを隠せなかったそうだ。

いったい何往復すればこれだけの量を蓄えることができるのか?キツツキは何羽くらいいたのか?
詳しいことはわかっていないが、これだけの量があれば終末を生き延びることができるのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。
・合わせて読みたい→木に蓮コラレベルの大量の穴を開けドングリを仕込む「ドングリキツツキ」
というかこれらが一斉に発芽なんかしちゃったら大変なことになるぞ。
なお、カストロさんの会社では、「すべての動物は人道的に扱われ、決して安楽死させない」というポリシーがあり、今回のケースもそうだ。
キツツキを駆除することなく、壁の中のドングリをすべてきれいにし、家の外壁に空いた穴を塞いで処置を終えた。
その後家の所有者は、外壁に穴を開けられないように強化サイディングを施したので、キツツキはドングリを備蓄するため、別の場所を見つけるようになったはずだ。
こんなにたくさん貯めたドングリが全部無駄になってしまったキツツキには気の毒だが、できれば人間の家じゃなく、自然界にあるものに備蓄するほうが鳥にとっても良いはずだ。
追記(2023/02/06):ドングリの重さに間違いがあったので訂正して再送します。
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