俳優の木村拓哉さん主演の映画『レジェンドバタフライ』が、公開日からの9日間で、動員80万人、興行収入10億円を突破したことを、配給の東映が2023年2月5日に発表しました。

宣伝にも熱が入っている同作。主演の木村さんが多くのテレビ番組で、映画の宣伝を行う姿も見かけます。

そのかいもあってか、ヒット中の同作ではあるものの、映画の内容に対して観客が全員満足しているかといえば、そうではありません。

同日、ラジオ番組『木村拓哉 Flow』(TOKYO FM)に出演した木村さんは、映画に寄せられているネガティブな意見に対して、持論を展開しました。

公開から約1週間ぐらいたったんですけども。中にはあるよ、「こんなの見たくなかった」とかあるけど。それも見てくれた人の意見だから。そこがすごく僕はありがたいなと思うし。

ディスろうが、称賛しようが、まずあのスクリーンの前に身を置いて作品を受け取ってくれたっていうのに、まず感謝しないといけないなというところを非常に思ってますね。

木村拓哉 Flow ーより引用

批判は、木村さんのいう通り、映画館に足を運び、その目で作品を観ていなければ出てこない意見です。

どんな名作も、称賛と同じくらい、批判があるのは当然のこと。すべての観客が、同じ感想を抱くことのほうが、ありえません。

「まず感謝をしたい」と語る木村さんからは、映画に携わる1人の俳優として、そして主役という責任を預かる立場としての、覚悟とプライドを感じます。

【ネットの声】

木村拓哉は本当に強い人だな。まず、作品を観てくれたことに感謝って、素晴らしい考え方だと思う。

木村拓哉の懐の広さに感動。

・視点を変えれば、批判も感想。受け入れるその姿勢がかっこいい。

なぜ木村さんがデビューから現在まで、第一線で活躍し続け、いくつもの作品で主役を任せられてきたのか。

それは演技力だけでなく、作品や観客と向き合う姿勢にあるのだと思わされます。


[文・構成/grape編集部]

出典
木村拓哉 Flow
※写真はイメージ