アメリカに住む24歳の女性が、85歳になる夫の間に子どもを作る計画を立てていると明かして話題を呼んでいる。夫妻は昨年7月に結婚したが、祖父よりも8歳年上のお相手に女性の父親は当初、結婚に反対したそうだ。しかし現在は、2人の関係を肯定的に捉えてサポートしているという。「100歳だろうと55歳だろうと彼のことが好き」と話す女性と61歳も年上の夫について米ニュースサイト『New York Post』などが伝えている。

米ミシシッピ州スタークビル在住のミラクル・ポーグさん(Miracle Pogue、24)は2019年、コインランドリーで働いていた時にチャールズ・ポーグさん(Charles Pogue、85)と出会った。「チャールズはいつも1着だけ服を持ってきて、私に接客してもらおうとしていました。ある日、チャールズが店に来ると紙を投げて『そこに君の電話番号を書いてくれ』と言ったんです。まるで白馬の王子様のようでした」とミラクルさんは恋に落ちた瞬間を明かした。

2人の年齢差は61歳とかなり離れていたが、それを感じさせないほど「一緒にいて居心地が良かった」とミラクルさんは付き合い始めた当時を振り返る。ミラクルさんはチャールズさんが高齢であることは分かっていたが、正確な年齢を知らずに一緒に過ごしていたそうで、会話の中でチャールズさんが1937年生まれであることを知ったという。「チャールズが100歳だろうと55歳だろうと彼のことが好きなんです。いつも明るく活発なので、最初は60歳か70歳くらいかと思っていましたね」とミラクルさんはチャールズさんの印象を話した。

真剣な交際に進んだのは出会ってから1年後のことで、2020年2月にはチャールズさんがミラクルさんにプロポーズをした。

ミラクルさんがチャールズさんとの関係を家族に明かした時、母親のタミカ・フィリップスさん(Tamika Phillips、45)と祖父のジョーブラウンさん(Joe Brown、72)は肯定的だったが、父親のカリーム・フィリップスさん(Kareem Phillips、47)はなかなか受け入れることができなかった。

おじいちゃんは私が幸せで私が望んでいるのなら自分も幸せだと言ってくれましたが、父は『とんでもない! あり得ない!』の一点張りで、説得するにはかなり時間が掛かりましたね」とミラクルさんは家族の反応を明かした。ミラクルさんとチャールズさんは昨年7月に結婚式を挙げており、その際にミラクルさんはカリームさんに「私たちを支えてほしい。バージンロードを一緒に歩いてほしいの」とお願いした。そしてカリームさんはチャールズさんと対面して会話を交わすと、チャールズさんの人柄に惹かれついに2人の関係を認めた。

現在は退職しているが以前は不動産業者として働いていたチャールズさんは「ミラクルはとても魅力的な女性です。彼女は自分の人生をきちんと持っているし、素晴らしいですよ。ネットで私たちの関係についてコメントする人もいますが気にしません。やりたいようにやらせておけばいいのです。私たちは一緒にいて幸せだし、一緒に家庭を築くのが楽しみです」とコメントした。

チャールズさんの発言にもあるように、現在2人は体外受精で子どもを持つことを考えているという。ミラクルさんは「前に体外受精のクリニックへ相談に行ったのですが、私たちの年齢差のせいで偏見を持たれてしまい参ってしまいました。今となっては赤ちゃんができればそれでいいと思っています。チャールズが高齢なので子どもを持つのは難しいかもしれませんが、私は年齢にとらわれるような考えは持っていないので上手くいくかもしれませんね」とポジティブな考えを明かしている。

ちなみに2020年には、89歳の認知症男性と結婚した19歳女性が「彼の遺産を独り占めするの」とSNSで報告し、多数の批判の声が届いていた。

画像は『New York Post 2023年2月2日付「I’m 24 and my husband is 85 ― we want to start a family」(Jeremy L. Miller/Kennedy News an)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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