藤ヶ谷太輔が主演を務めるオシドラサタデー「ハマる男に蹴りたい女」(毎週土曜夜11:00~11:30、テレビ朝日系)の第4話が2月4日に放送された。関水渚演じるいつかが体調を崩したことをきっかけに、いつかを巡るライバル関係がコミカルに描かれたほか、登場人物の本心が見え隠れする展開となった。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】いつか(関水渚)のために買い物に奔走する紘一(藤ヶ谷太輔)

■これまでの「ハマる男に蹴りたい女」

主人公は、カヅキビールの商品企画を担当するエース社員だった設楽紘一(藤ヶ谷太輔)。行き過ぎた成果主義を咎められ、職を辞した紘一は、再就職をするまでの間、幼馴染の佐久間ナオ(西田尚美)の紹介で下宿の管理人を務めることに。慣れない管理人業務の中、下宿人の1人・西島いつか(関水渚)に小言を言われたり、押し倒されたりと、振り回される日々を送っている。紘一は気づいていないが、Web制作会社に勤めるいつかには、当時のクライアント・カヅキビールエース時代の紘一に容赦ない言葉を浴びせられたトラウマな過去があり、紘一は因縁の相手だった。

そんな中、いつかの勤める会社に再びカヅキビールのコンペ案件が舞い込む。いつかと同僚の香取俊(京本大我)が担当を務めることに。いつかに思いを寄せる香取が、いつかにその気持ちを告白した直後のことだった。

■体調を崩したいつかを心配する“紘一”と“香取”

カヅキビールのコンペでのリベンジに燃えるいつかだったが、過労がたたり倒れてしまう。いつかを下宿に送り届けた香取は、出迎えた紘一になぜか宣戦布告。いつかへの思いを吐露し、敵対心を隠さなかった。さらに、連日いつかのお見舞いにやってくる。

一方の紘一は、いつかには特別な思いを抱いていないと主張し、香取からのライバル視を迷惑だと一蹴。しかし、いつかの頼みには機敏に反応し看病を続け、香取といつかのやりとりも気になって仕方がない様子。

■「少しくらい、甘えたっていいんです」

熱があるにもかかわらずなかなか寝ようとしないいつかは、コンペへの焦りで眠れない、眠れるまで一緒にいてほしい、と紘一に弱さを見せる。翌朝目覚めると、いつかの隣には付き添ったまま眠りに落ちてしまった紘一の姿があった。

無事に体調を回復させて出勤したいつかだったが、紘一と連絡が取れないことを心配し、急いで下宿へと引き返す。紘一はいつかの風邪が移ったのか、倒れてしまっていたのだった。

寝込みながらも尚、管理人業務をこなそうとする紘一に対し、人に頼ることを負けだと思っていないか、と問いかけるいつか。「少しくらい、甘えたっていいんです」と優しく諭すいつかに対し、紘一は自分の中で心がぐっと動いているのを感じていた。そして、いつかは紘一の顔にそっと手を添える。

■恋の行方を見守るいつかの周囲の人々

紘一といつかが心を通わせていた一方で、香取は、紘一がいつかにトラウマを植え付けた張本人であることを知る。ますます波乱が起きそうないつかとの恋模様。その行方を見守るのは、視聴者だけではない。

下宿人の増田すず (久保田紗友)は、香取がいつかに告白するシーンを目撃。さらに、漫画やアニメなどの「二次元」に入れ込んでいるすずは、リアルな恋愛の研究対象として香取に質問を投げかけた。

いつかの同僚・友部ミチコ (サーヤ[ラランド])は、いつかに香取を”超優良物件”としてプッシュ。紘一が因縁の相手だと香取に告げたのもミチコだった。

また、仕事がデキるいつかを尊敬する後輩男子・末永光太(金子隼也)も、知らぬうちにいつかをアシスト。いつかを看病してくれたのは誰?、その人に風邪移ったかも!と茶化した言葉は、いつかが紘一の元へ駆けつけようという気持ちになるきっかけの一つになったのかもしれない。

周囲に見守られ、影響されながら進んでいくいつかとの関係性。気になる次回第5話では、ナオの一言で香取が下宿にやってくることに。第5話は2月11日(土)放送となる。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

肩に手を添え真剣に話をする香取(京本大我)/(C)テレビ朝日