マクドナルド

若者がたまり場にし、騒ぐこともあったある店。そこで店内の音楽をガラリと変えたところ、素晴らしい効果があったことを、『LADbible』など海外メディアが伝えた。


■マクドナルドの試みが話題に

イギリスロンドン西部にあるマクドナルドのクルーたちは、店に集まっては騒ぐ多くの若者に手を焼いていた。

たった1年のあいだに70件以上のトラブルが発生したこともあったため、店側は雰囲気を良くするために努力を開始。店内で流す音楽をポップスからクラシックに切り替えるなど、あらゆる方法を試すことにしたのだという。


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■「評判は上々」とコメント

クラシック音楽について、店側は「(治安の改善に)効果がありましたし、多くのお客様にも好意的に受け入れられています」とコメントした。

ウェールズ・レクサムにある24時間営業のマクドナルドでも、客が暴れトラブルを起こしていたため、午後5時以降はベートーヴェンなどによるクラシックの名曲を流すよう設定。また夕方には 店のWi-Fiをオフにし、長時間居座る客同士のトラブル回避につなげたそうだ。


■警察も効果に期待

治安の維持に尽力してきた警察も、店鋪でのクラシック音楽導入の効果に驚いたようだ。

「手に負えないタイプのベートーヴェン・ファンがいたら別ですが、(クラシック音楽は)いくつもの問題抑止に貢献することでしょう」ともコメントし、人々が落ち着いて食事を楽しむことに期待した。


■音楽が人に与える影響

海外メディアによると、音楽が人に与える影響は意外なほど大きいとのこと。種類によってはうつなど精神的な諸問題、浪費、さらには攻撃的な思考に悪影響を与えるほか、犯罪に駆り立てることさえあるという。

なお日本では病院や学校、店などでも音楽を流すことがあるが、「かえってイライラする」という声もある。今は店舗向けBGMサービスやアプリも充実していることから、音楽など雰囲気に影響を与えるものについては、じっくりと検討して決めたほうが良さそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

英マクドナルドがBGMをクラシックに変えトラブル激減 「治安改善に効果あり」