ガラタサライへの移籍が噂されるローマイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(23)だが、クラブ間合意に達したようだ。イタリアスカイ・スポーツ』が伝えた。

2018年7月にインテルからローマに加入したザニオーロ。複数回にわたるヒザの負傷など、多くのケガに見舞われており、4年半の在籍で公式戦128試合で24ゴール18アシストを記録していた。

その才能には大きな期待が寄せられていた中で、なかなか応えられない時期も続くと、今冬にはチームからの退団を希望することとなった。

当初はトッテナムミランが関心を寄せていたが、トッテナムは早期に撤退。ミランは、ローマの要求額を満たせずに撤退。その後、ボーンマスが獲得に動きクラブ間の合意は果たしたものの、本人が移籍を望まず。ボーンマスの首脳陣がイタリアに来たものの会食を拒否するなどの態度をとると、ボーンマス側が怒りを露わに。ザニオーロが移籍市場閉幕直前に移籍すると決断も、不要だと言われる事態となった。

ワガママな振る舞いを見せたザニオーロに対してはローマも怒り。クラブの活動に参加させないことを決断。2024年夏まで飼い殺し状態になる可能性が浮上した上、クラブへの忠誠心がないザニオーロにファンが怒りを露わにし、自宅まで詰めかける事態となっていた。

移籍先を失ったザニオーロだったが、まだ市場が開いているトルコに活路を見出すことに。ガラタサライが関心を寄せると、本人も移籍に合意。残すはクラブ間の合意だけとなっていた。

スカイ・スポーツ』によれば、ローマガラタサライも合意に達したとのこと。移籍金は2000万ユーロ(約28億3000万円)、サラリーは1シーズンあたり350万ユーロ(約5億円)+ボーナスの4年契約。リリース条項は3500万ユーロ(約50億円)になるという。

トルコ南東部では6日に大地震が発生。多くの死者が出ている状況ではあるが、8日にトルコ入りし正式契約を結ぶことになるという。

ガラタサライには、ウルグアイ代表MFルーカス・トレイラベルギー代表FWドリエス・メルテンス、アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ、元スペイン代表MFフアン・マタなどが在籍している。

サムネイル画像