南米4カ国が2030年ワールドカップ(W杯)開催に向けた共同招致を表明した。『ESPN』が伝えている。

7日、アルゼンチンサッカー協会(AFA)主催のイベントにおいて、アルゼンチン、チリ、パラグアイウルグアイの協会関係者と、南米サッカー連盟(CONMEBOL)のアレハンドロドミンゲス会長は、4カ国での2030年W杯共同招致を正式に表明した。

CONMEBOLドミンゲス会長は、1930年ウルグアイのモンテビデオで初開催されたW杯から、ちょうど100年後に行われる2030年W杯を同地で開催する意義を強く主張している。

2030年ワールドカップは単なるワールドカップではなく、100年の認識を持った祭典に値するものだ」

FIFAには、第1回ワールドカップを作った人々の記憶を尊重する義務があり、我々の前でその偉大さに敬意を示してくれると確信している」

さらに、AFAのクラウディオ・タピア会長は、「世界チャンピオンとして、すべての南米の人々の夢である、この計画を実行する。第1回大会の100周年だけでなく、我々はフットボールに情熱を注いで生きている」と、南米開催を猛プッシュ。

また、アルゼンチンアルベルトフェルナンデス大統領は自身の公式ツイッターを通じて、前述の4カ国に加えて、ボリビアの参加を要請していることを明かした。

なお、ウルグアイでの第1回大会の後、アルゼンチン1978年に、チリは1962年にW杯を開催。一方、パラグアイはこれまで開催経験はない。

2030年W杯はこれまで共同招致を表明したスペインポルトガルに加え、モロッコサウジアラビアがすでに招致を表明。南米4カ国はそのライバルと招致を争うことになる。

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