ミラン所属のスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが久々の実戦復帰に近付いているようだ。7日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在41歳のイブラヒモヴィッチは2020年1月に約7年半ぶりにミランに復帰。強烈なパーソナリティーと衰え知らずの得点力でチームを牽引し、再加入2年目の2020-21シーズンは8シーズンぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。昨シーズンはひざの負傷を抱えながらも公式戦27試合に出場し8ゴール3アシストを記録。ミランの11年ぶりとなるスクデット獲得に大きく貢献した。

 そんな同選手は昨シーズン終了後に負傷箇所である左ひざの手術を決断。手術では前十字じん帯の再建、側部の補強、半月板の修復などが行われ、全治までは約7〜8カ月を要する見込みだと発表されていた。以降は戦線離脱が続いており、今シーズンの公式戦出場は未だゼロとなっている。

 長期離脱を強いられているイブラヒモヴィッチだが、久々の実戦復帰に向けて着実に歩みを進めているようだ。報道によると、同選手はミラノ・ダービーを控えた現地時間3日のトレーニングに部分合流した模様。そして現地時間7日にはチームの全体練習に合流し、すべてのメニューを消化したという。ミランは7日にクラブの公式Instagram(@acmilan)を更新。トレーニングに励むイブラヒモヴィッチの動画や写真を公開している。

 具体的な復帰時期については現段階では明らかになっていない。しかし『スカイスポーツ』は、イブラヒモヴィッチの実戦復帰に向けた準備はすでに整っており、早ければ現地時間10日に行われるセリエA第22節のトリノ戦でメンバー入りする可能性もあると伝えている。

 セリエAコッパ・イタリア、スーペルコッパ・イタリアーナを合わせた直近の公式戦8試合でわずか1勝と不振に陥っているミラン。ファン・サポーターは”王様”イブラヒモヴィッチの帰還を心待ちにしていることだろう。

【動画&写真】イブラヒモヴィッチが復帰に前進!


戦線離脱が続いているミランのFWイブラヒモヴィッチ [写真]=Getty Images