
《一夫多妻男、逮捕》「クマ撃退用スプレーで襲ったあとに…」“妻9人と同居”東大和ハーレム男(74)の女性をおとすマインドコントロールの手口「死を回避するには性交しか…」 から続く
「宇宙人に連れ去られ食べられないため」という荒唐無稽な文句で10代女性に性交を迫り、準強制性交等未遂容疑で“元占い師”の渋谷博仁容疑者(74)と、元妻の千秋容疑者(43)が7日に逮捕された事件。博仁容疑者は40~70代の妻・元妻9人と娘・息子3人の計13人の大家族で暮らし、一夫多妻の生活を送っていた。逮捕された千秋容疑者ともわずか11日間の結婚歴があり、女性らと結婚・離婚を繰り返して家庭を築いていったようだ。
2006年の有罪判決が出た際には「同居した女性たちには全員実家に帰ってもらう」博仁容疑者は、さかのぼること2006年にも脅迫などの疑いで逮捕・起訴され、懲役1年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を受けた過去があった。その際には「同居した女性たちには全員実家に帰ってもらう」などと集団生活の解消を法廷で宣言していた。
17年前の騒動のあと、繰り返されることとなった悲劇。事件後、博仁容疑者らはどのような生活をこれまで送ってきたのか。「ハーレム生活が解消されたことは全くなかった」と証言するのは、当時から近所に住んでいるという住民女性だ。
「事件後は何食わぬ顔で家に戻ってきましたね。昔は金髪にハイヒール、超ミニスカートの若い女性たちも一緒に暮らしていましたが、今ではもう年を取ったおばさんばかりですよ。20年以上は乗り続けているレトロな車で、15分ほどの距離にあるインターナショナルスクールに毎朝娘たちを送る姿を見かけます。公立の学校だと『あの変な家の娘だ』なんて噂をたてていじめられるのを恐れてるんじゃないですかね。
“新入り”の女性が自宅に入るところを見かけたことはありませんでしたし、あれだけ多くの妻と変わらず住んでいる。地味で、あまり社会的に溶け込めなかったような女性ばかりで、メガネをかけたおばあちゃんもいます。今回の逮捕を聞く前は、さすがの渋谷さん(博仁容疑者)も性に枯れ果てたのだと思っていました」
意外にも、博仁容疑者ら一家は近隣との目立ったトラブルがなかったばかりか、「地域の活動を手伝ってくれるダンディーなおじいちゃん」という印象も、多くの近隣住民から聞こえてきた。別の近隣女性が話す。
「山と湖に囲まれたこの地域には不法投棄が多くて、近隣住民らで年に1~2回清掃を行うのですが、渋谷さんの家からはいつも5人くらいの妻と娘たちが参加してくれています。おじいさん(博仁容疑者)も、高齢になる前は参加していましたよ。最近では面倒くさいからって手伝わない家庭も多いんですけど、この前の1月の清掃でも一家が参加してくれたばかりでした。
おじいさんはいつもカウボーイのような帽子を被っていて、ジーパンとかコーデュロイのズボンを穿いていて、自分なりにお洒落に気をつかっている見た目ですね。言葉数は少なくスキンヘッドですが、いつもニコニコと優しそうな顔をしています。少しミステリアスな雰囲気があり、それで多くの妻たちを落としてきたのではないでしょうか」
「妻半分は働きバチ、残りは家事専門」近隣住民らによると、博仁容疑者が働いていた様子は全くなかったといい、高齢になってからは、自宅を出る頻度も少なくなっていたという。変わって生活を支えていたのが妻たちだ。近隣住民の男性が話す。
「毎朝、5人くらいの妻たちが自転車に乗って、一緒に仕事にでかけていくんです。彼女らは働きバチのような役割ですね。恰好は統一されていて、全員が帽子を被って、その上にフードを被り、コロナ前からマスクをして顔を隠していて異様な光景でした。ラフな格好で、接客をやっている雰囲気はなかったなあ…。
残りの妻たちは家事が専門で、一家で役割を分担しているようです。毎日大量の洗濯物を干していたり、幼い息子を自宅前の空き地で遊ばせているんです。その時も母子の他に、必ず1人の見張り役がいて、周囲を警戒している変な様子はありましたが…。
2006年の事件後は、家の前に『入るな!』と書かれた張り紙があったり、防犯カメラを10台ぐらいつけている時期もありました」
一家は猫も飼っており、「こういう猫がいなくなったので見かけたら連絡ください」と妻たちが家に訪ねてきたという証言もあった。「あれだけの人数がいるのに猫までいるのか…」と、この住民は驚いたという。一家は元妻同士や娘たちも含め、仲良く暮らしているように周囲には見えていたようだ。別の近隣住民女性が話す。
「一家でボロい車にスシ詰め状態で乗り込み、出かけることもありました。少し離れたコストコやホームセンターで買い物中に、偶然出くわしたこともあります。
1週間前には珍しくおじいさんも含めて妻5人と一緒に、近所を散歩するのにも遭遇しました。さながら大名行列といった感じでしたね(笑)。
家にはボートなのか、小さなヘリコプターなのか、プロペラがついた物体も置かれているし、変わった家族であることは間違いないです」
妻たちを迎えに来た母親が「娘が洗脳されちゃって…」ただ、仲良し家族で目立ったトラブルもなく、「もう10年以上も前のことだから」と“許す”気持ちも生まれ始めていたと女性は語る。ただ、今回の報を聞き、前回の事件時の辛い光景が蘇ったのだという。
「2006年の事件の時、逮捕後に妻たちを迎えに来るお母さんたちが多かったんですよ。『娘が洗脳されちゃって…』と言って、昼夜問わず1~2カ月は家の前に立ち続けていましたね。結局、取り戻せたのかはわかりませんでしたが、親御さんたちからすればたまったものじゃなかったでしょう」
時を経て、再びの逮捕となった博仁容疑者。犯した罪を本当に反省する日はやってくるのだろうか。
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