女優の吉永小百合が、俳優の大泉洋と親子役で初共演する山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』に、永野芽郁が出演することが決定した。福江(吉永)、昭夫(大泉)らとともに生きる神崎舞役を演じる。

【写真】吉永小百合、山田洋次監督最新作『こんにちは、母さん』で大泉洋と親子役で初共演

 2020年に100周年を迎えた松竹映画。『男はつらいよ』シリーズをはじめ、その長きに渡る歴史の中で描き続けてきたのは、人の温かさを描いた人情や家族の物語だった。そして2023年、松竹は、いつまでも変わらない母の愛を描く映画『こんにちは、母さん』を劇場公開する。

 製作発表以来、反響を集めている本作だが、このたび、福江(吉永小百合)、昭夫(大泉洋)親子とともに、下町で生きる神崎舞役に永野芽郁の出演が決定した。福江・昭夫、ふたりの生きざまを間近に感じ、寄り添い、ぶつかりながら、自らの将来を思案する多感な学生を演じる。

 NHK連続テレビ小説『半分、青い』(2018)のヒロインに抜てきされ、大きな注目を集めた永野。映画・ドラマ・CMなど多方面に活躍の場を広げ、主演映画『そして、バトンは渡された』(2021)で、第45回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。昨年の主演映画『マイ・ブロークン・マリコ』でも幅の広い演技で観客を魅了した。

 前作『キネマの神様』に続き2度目の山田組参加となる永野は、「山田組に再び参加できること、吉永小百合さん、大泉洋さんと家族になれること、とても光栄に思います」と喜びを噛み締める。また、「キャストの皆さんそろっての顔合わせの日は緊張しすぎて震えが止まりませんでした…(笑)」と、そうそうたるメンバーが集まる山田組の緊張感あふれる現場を振り返った。そして、「監督のご指導に応えられるよう、先輩方についていけるよう必死に日々を過ごしました。私自身も完成が楽しみです。お楽しみに!」と言葉を寄せている。

 映画『こんにちは、母さん』は、9月1日より全国公開。

映画『こんにちは、母さん』に出演する永野芽郁