負傷者が続出しているリヴァプールに、続々と戦力が戻ってきているようだ。9日、クラブ公式サイトが4選手のトレーニング復帰を伝えた。

　今シーズン開幕から負傷による離脱者が続出しているリヴァプール。各ポジションにおける主力選手が次々と戦線を離れるなど、厳しい台所事情が続いていた。負傷者続出の影響もあってか、チームは開幕から低迷。チャンピオンズリーグ（CL）では決勝トーナメント進出を決めたものの、カラバオカップとFAカップでは敗退。また、プレミアリーグでは20試合を戦い終えた時点で暫定10位に沈むなど苦戦が続いている。

　そんななか、現地時間13日に行われるプレミアリーグ第23節エヴァートンとの”マージーサイド・ダービー”を前に、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク、ブラジル代表MFアルトゥール、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの4人がチームの全体練習に復帰したようだ。リヴァプールは公式サイトにチームメイトと共にトレーニングに励む4人の写真を掲載している。

　9日のイギリス紙『イブニング・スタンダード』によると、この4選手のうち最も早く実戦復帰する可能性が高いのはフィルミーノだという。太ももの負傷により中断期間明けからは欠場が続いている同選手だが、順調な回復を見せており、復帰は間近に迫っているようだ。また、ふくらはぎの負傷で昨年10月以降は公式戦出場から遠ざかっているジョッタに関しては、先月から別メニュー調整を行なっていたとのことで、早ければ2月下旬に実戦復帰を果たす可能性もあるようだ。

　なお、ふくらはぎの負傷で1月中旬から欠場が続いているファン・ダイクと、昨夏の加入直後に負ったハムストリングの負傷で長期離脱を強いられているアルトゥールに関しても順調な回復を見せているようだ。この2選手については今後の回復状況を注視しながら、実戦復帰の時期を設定していくものと見られている。

全体練習への復帰が明らかになった4選手 [写真]=Getty Images