アメリカ・フロリダ州に住む女性は、自宅近くの森に2匹のピットブルが捨てられているのを知り、救助を試みた。
1匹はアニマルレスキュー団体がすぐに救助したが、もう1匹はなかなか捕まらず、数日後にようやく女性が保護することに成功。保護できた犬は痩せ細り、健康状態は最悪で、飼育放棄されていたことが明らかとなった。
犬は人間にとても怯えていたが、女性は時間をかけて犬と絆を育んでいった。
救助から2年経った今、女性に永遠の家を提供された犬は、飼い主と強い絆を育み、辛い過去のトラウマを乗り越えられるほどのたくさんの愛情を受け、幸せに暮らしている。
Neglected Pitbull Abandoned in the Forest - Rescued and Now Loves the Forest!
今から2年前、フロリダ州に住むシェリル・ミンスキーさんは、自宅近くの森に2匹のピットブルが捨てられていることを聞きつけた。
・合わせて読みたい→飢えのあまりに石を食べていたピットブルが保護されてた。だが真の家族が見つかるまでの道のりは長く険しかった(アメリカ)
ミンスキーさんは、家で数匹の保護した犬や猫を飼っている。彼らは、ミンスキーさんにとって大切な家族の一員だ。
ピットブルの話を聞いて、ミンスキーさんは救助に協力できることはないかと、森へ出向いた。
アニマルレスキューの人たちは、1匹を救助することはできたようですが、もう1匹のメスは、2日間試みても、捕まえることができませんでした。
私は、ジャーマン・シェパードを飼っている友人の協力を得て犬の救助を試みました。
1歳のオスのジャーマン・シェパードは、ちょうどその時発情期だったので、メスのピットブルはすんなりと姿を見せてくれました。
飼育放棄されてガリガリに痩せていた
後にハニーと名付けられたそのピットブルは、痩せてガリガリの状態で、爪も伸び放題になっていて、一目で飼育放棄されていたのが明らかだった。
また、人間にとても怯えていた。
最初、ミンスキーさんはハニーを保護した後、動物保護施設へ運ぶ予定だった。
だが、あまりにもひどい状態のハニーを見て、これ以上トラウマにさらすのはかわいそうだと思い、自宅へ連れ帰って自分がリハビリをしようと決心した。
まずは、ハニーに人間に対する信頼を取り戻すことから始めようと、ミンスキーさんは時間をかけて、ゆっくりとハニーに接していった。
他の仲間の保護犬たちと一緒に過ごさせるうちに、ハニーは次第に環境に慣れ、ミンスキーさんにも心を開くようになった。
獣医のもとで診察を受けたハニーは、マイクロチップを埋められていなかったため、ミンスキーさんはマイクロチップを埋め込み、愛情をたくさん注いで世話をした。
やがて、ハニーは仲間たちと自分が捨てられた森へ散歩に行くことも平気になり、元気いっぱいに駆け回って遊ぶ姿を見せた。
家族の一員として幸せに暮らすハニー
ハニーがミンスキーさんに保護されてから2年が経った。
ミンスキーさんに永遠の家を提供され、新しい家族として迎えられたハニーには、もう昔の面影はない。
ミンスキーさんとの絆も、とても深くなった。
実は、去年の11月にミンスキーさんの飼い犬の1匹でハニーの仲間が、虹の橋を渡った。
家族の一員を失ったミンスキーさんは、深い悲しみに暮れたという。だが、その時ハニーはいつもよりずっと近くに寄り添い、ミンスキーさんのそばを離れようとしなかったそうだ。
ミンスキーさんは、その時のことをこのように語っている。
ハニーが、私の悲しみや痛みを感じていることが伝わってきました。ハニーの存在は私の心を助けてくれました。とても感謝しています。
犬の気持ちを過小評価すべきではありません。犬も無条件の愛の力を示すことができるのです。
以降、ますますハニーとミンスキーさんの絆は深まったようだ。
ハニーは、今最高の生活を送っています。これまでの2年間、私たちは絆を育み、多くの冒険を共有してきました。
これからも、ハニーとたくさんいろんなことを一緒にしていきたいと思っています。ハニーは、私の最愛の家族の一員です。
References:Woman Rescues Neglected Pit Bull Abandoned in the Forest Near Her Home/ written by Scarlet / edited by parumo
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