瀬戸利樹と中田圭祐がW主演を務める「僕らのミクロな終末」(毎週日曜深夜0:55-1:30、ABCテレビ)の第2話が2月5日に放送された。真澄(瀬戸利樹)と律(中田圭祐)の激しいベッドシーンにいろんな意味でドキドキとさせられた。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】ベッドで裸で抱き合う瀬戸利樹“真澄”と中田圭祐“律”

■「僕らのミクロな終末」とは

同作は、実写ドラマがヒットした「ポルノグラファー」で知られる丸木戸マキによる同名コミックを原作に、地球滅亡寸前というSFなシチュエーションで異色の終末を描く恋愛ヒューマンドラマ。傷を抱えた不器用な登場人物たちの心情が交差する恋愛模様と同時に、絶望の中で奇跡を信じたくなるようなストーリーを展開していく。

主人公・仁科真澄役を瀬戸が、真澄の大学時代の“昔の男”・日下部律役を中田が、アイドルオタクピュア男子高校生・広瀬遊馬役を富本惣昭が、国民的アイドル・嘉神まどかとその“自称妹”・めぐる役の一人二役を井手上漠が演じている。

また、真澄と律が大学時代所属していた出版サークルの同級生・橋本陽介役に大朏岳優、サークルの部長・露口役に前田瑞貴、律に夢中なミスキャンパス・谷口美佐役に西村美柚と、フレッシュな面々が共演。さらに、真澄の母親役に遊井亮子、律の母親役に岡谷瞳、律の父親役に成松修、めぐるの母親役に舟木幸、めぐるの父親役に飯田基祐が配役されている。

主題歌は、水野良樹が主宰するプロジェクト・HIROBAから「ふたたび(with 大塚 愛)」。作詞作曲は初のタッグとなる水野&大塚愛が共作、編曲は蔦谷好位置が手掛け、真澄と律のもどかしく、苦しくもいとおしい関係性に重なる楽曲の世界観が、同作のストーリーに寄り添う。

■真澄は律との過去を思い起こす

巨大隕石が地球に落下するため、地球滅亡まであと10日となる。平凡なサラリーマンの真澄は“昔の男”である律に偶然再会。律と過ごした大学生活の日々を思い起こす。

奔放な律は真澄の部屋のベッドで「俺のこと好きなやつ分かっちゃうんだよね」と真澄の目を真っすぐに見つめてくる。

服が脱ぎ散らかされ、ベッドの上では息も荒く、裸同士で律が真澄に覆いかぶさっている。真澄が「男同士のやり方なんて、知ってんの?」と聞くと、律は「あぁ」と応えて真澄の下半身に手を伸ばしていく……。

■真澄と律は激しく求め合う

気持ちいい」という真澄にさらに先に進んでいいか律が尋ねると、真澄はねだるように頷いた。律は真澄を攻めたてながら「気持ちいいか?」と言葉責めする。

事後にベッドで裸で横になっている二人。それぞれ男性と経験があったことを話しながら、真澄は好きな人とすることがこんなに違うんだと喜びをかみ締める。

律が女子生徒に誘われるものの自分を優先することに優越感を得る真澄。その後、真澄と律は激しく何度も求め合った。ただれた夜を過ごした翌朝、水を飲む律に真澄が水を求めると、律は口移しで真澄に水を飲ませる。口もとを流れる水も非常に官能的だ。

さすが「ポルノグラファー」の原作者・丸木戸と三木康一郎監督。今回も攻めた演出のベッドシーンにドキドキとさせられる。それだけでなく、体をつなげた関係だからこそ、その後真澄がどれだけ傷ついたことかと思いやられて切なくなってしまう。いろんな方向から心揺さぶられるシーンとなった。

◆構成・文=牧島史佳

「僕らのミクロな終末」第2話より/(C)丸木戸マキ/祥伝社 ABC