広瀬すずが主演、King & Prince・永瀬廉が出演する火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第4話が、2月7日に放送された。ひとつ屋根の下に住んでいる空豆(広瀬)と音(永瀬)の間に、心地よい男女の空気が流れ始めており、仲の良い友人でありながらも心が通い合っている。物語中盤で二人の温かな関係が急接近する中で、空豆が音の眠っている間に唇を奪うという事件が起き、視聴者のSNSも一層ザワついている。(以下、ネタバレが含まれます)

【写真】空豆(広瀬すず)と連帯責任でお風呂掃除をさせられる音(永瀬廉)

■「夢」と「恋愛」の物語が動き始める

同作は、九州の片田舎で育った浅葱空豆(広瀬)が、幼なじみの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音(永瀬)と運命的で衝撃的な出会いを果たすことから始まる「夢」と「恋愛」の物語。

脚本を担当するのは、「オレンジデイズ」(2004年、TBS系)以来19年ぶりに“王道青春ラブストーリー”を手掛ける北川悦吏子氏。互いに夢を追い、励まし合い、時にはけんかをしながらも笑い合って過ごした23歳の二人の“いとおしい時間”を描く。

■服作りへの気持ちが高まる空豆

第4話の始まりは、前話の最後に音が空豆に言った「帰んなよ」というせりふから。九州の田舎から出てきた空豆の人生はこの一言で変わり始めたようである。婚約者に振られ、なんだかうまくいかない空豆だったが、男性に自分の人生を委ねるのではなく、「服を作ってみたい」という自分の夢に向かって歩き始めた。

音の「帰んなよ」は、足元で吠えた小犬のせいで愛の告白めいた雰囲気は消滅してしまったが、今までの二人とは少し異なるムードがちらほら現れるようになってきている。

「服っちゅうもんがどがんに作られてるか知りとうなった」と響子(夏木マリ)の服を勝手にハサミで解体した空豆は、音と一緒に連帯責任として風呂掃除をさせられた。縁側で語り合った二人は誕生日が7日違いだということが分かると「音がこの世におらん7日。寂しかったと」「なんてこと言うの…」と、なにやらキス…な雰囲気になる。

しかし、空豆は水鉄砲を音の顔に発射してちゃかし「あはは! だまされよった!」と、キスは未遂に終わる。仕返しに音が水に少しのお湯を混ぜて空豆にぶっかけるというオチまでついていた。

■翌朝、音は“なめくじキス”と表現

ただ、未遂のキスが影響したか空豆の中で音の存在は少しずつ大きくなってきていた。東京で一流のおしゃれを堪能した日、興奮気味の空豆は音と響子に「どげんして着るとね、どがんして脱ぐとねいう服がいっぱいやったが」と報告をした。

服作りへの興味を増した空豆は、新しい服のデザインを描き始め、音を驚かす。一方、音の方は自分の才能が空豆のような輝きを放っているのか見詰め直す時期に入っていた。

そのまま、こたつでうたた寝する音。空豆はスヤスヤ眠る音の顔を見て「まつ毛の長か~」「忘れてしまったかね、起きんね、泥棒してしまうとよ」とつぶやき、寝ている音の唇にそっとキスをした。

明くる朝、朝ごはんの際に音が「唇の上をなめくじがはってくみたいな…」と、気持ち悪い夢を見たと表現していたことも話題に。SNSには「なめくじキス!ごめん爆笑してしまった」「あんな綺麗な顔みたらキスしたくもなります」「空豆と音うまくいってほしいけどどうなのかしら」など、今後の恋に期待する声が高まっている。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

「夕暮れに、手をつなぐ」第4話より/ (C)TBS