英歌手ハリー・スタイルズ(29)が、英国最大の音楽賞「ブリット・アワーズ(Brit Awards)2023」で見事4冠を獲得した。式典の様子は英国のテレビで放映され、ハリーが感動的な受賞スピーチを行う場面が流された。しかしSNSでは、その後のハリーマイクを持ったままステージを降りて行き、歌手ルイス・キャパルディ(26)と口づけをする場面が拡散したのだ。

現地時間11日、ロンドンのO2アリーナで2023年「ブリット・アワーズ」授賞式が開催され、その模様は英ITVで放送された。

式典のオープニングを飾ったのは、英出身歌手ハリー・スタイルズだ。ハリーは英ボーイバンド「ワン・ダイレクション」で爆発的な人気を得て、バンドが活動休止した2016年以降はソロ歌手として活躍している。

ハリーは裸の上半身に真っ赤に煌めくジャケットを羽織り、黒いズボンを合わせて登場。ステージを駆け回りながら、自身の大ヒットシングル『アズ・イット・ワズ』を熱唱した。

そして今回の授賞式では、ハリーがノミネートされた全カテゴリーを受賞し、見事4冠を達成した。ハリーは通算3作目のアルバム『ハリーズ・ハウス』で最優秀アルバム賞を、同アルバムからのシングル『アズ・イット・ワズ』で最優秀ソング賞を受賞。さらに最優秀ポップ/R&Bアクト賞と最優秀アーティスト賞にも輝いた。

ハリーはステージで受賞スピーチを行った際、「僕は今夜、ここにいるという栄誉を自覚しています」と述べ、ノミネートされながらも受賞を逃した女性アーティスト達の名前を挙げて称賛した。

「ブリット・アワーズ」の主催者は授賞式での性差別をなくすため、2022年に「男性」「女性」といったカテゴリーを廃止し、ジェンダーニュートラルな賞に変更した。ハリーはこの件に考慮し、女性アーティストへの賛辞を送ったとみられている。

続けて自身の母親や「ワン・ダイレクション」で共に活動したナイル・ホーランルイ・トムリンソンリアム・ペインゼイン・マリクの名前を挙げ、「君たち無しでは、僕はこの場所にいることはできなかった」と感謝の気持ちを伝えた。

当日の式典では、楽曲『Forget Me』が最優秀ソング賞にノミネートされたスコットランド出身のシンガーソングライター、ルイス・キャパルディがステージに登場し、同曲をギターの弾き語りで披露する場面もあった。

ルイスはパフォーマンスを終えると観客席に戻っていたが、この後には4冠を獲得したハリーと対面し、熱い口づけとハグをする場面が目撃されたのである。

SNSに拡散された動画によると、ハリーはステージで受賞スピーチを行いながら、トロフィーを持つ片手で観客席の方を指さしている。マイクで何かを話しながら階段を下り始めると、誰かの方に向かって真っすぐに歩き始めたのだ。

すると会場から「ルイス! ルイス!」と呼ぶ女性ファン達の声が溢れ、ステージ下にルイスが現れた。ハリーはルイスの方に向かって駆け寄っていくと、ためらわずに口づけをして、固いハグを交わした。この瞬間、会場では大きな歓声が沸き起こっていた。

画像は『The BRIT Awards 2023年2月11日付Instagram「POV:」「A red sequin crop opening number?」「What a night for Harry Styles」「Lewis Capaldi making me cry like a baby with that choir」、2023年2月12日付Instagram「Making an entrance made easy last night thanks to Audi」』『iHeartRadio 2023年2月11日付Twitter「THIS IS THE BEST PHOTO TO EVER EXIST ON MY PHONE」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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