エバートンの新監督に就任したショーン・ダイチは早くも将来を見据えて動いているようだ。

極度の成績不振で降格圏に沈んでいるエバートンは、先月にフランク・ランパード監督を解任し、ダイチ監督を招聘。元バーンリー指揮官の初陣では、首位のアーセナルを1-0で下し金星を飾った。

ここから如何にして残留に導くか注目されるところだが、新指揮官は将来を見据え、イングランド代表GKジョーダン・ピックフォードの契約更新を最優先に考えているようだ。

今季でエバートン在籍6年目を迎えている28歳は、加入初年度から守護神の座を守り、通算の公式戦出場は220試合を数える。ただ、現行契約が2024年夏に切れるため、今季終了後の移籍の可能性が考えられている状況だ。

以前から契約更新に向けた動きは確認されているものの、イギリス『サン』によれば、選手側が給与倍増を求めており、交渉は膠着状態にある模様。それでもピックフォードの優先はエバートン残留とのことで、今後はさらなる話し合いの余地があるようだ。

ただし、それはプレミアリーグ残留が絶対条件。降格となった場合、イングランド代表GKの求める給与改定は難しくなり、チームとしても他の主力の流出も不可避となるだろう。

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