協力クリエーター
写真|十文字美信 コピー寄稿|小野田隆雄

『MOTOKO』Photographed by JUMONJI Bishin 2022
会期|2023年3月8日(水) - 3月20日(月)
会場| 資生堂銀座ビル(並木通り) 2F スペース
東京都中央区銀座7-5-5

2023年3月8日(水)から3月20日(月)まで、「『MOTOKO』 愛しい時間の記録 佐藤素子ポーセリンアートの世界」を開催します。第二次世界大戦敗戦前夜、1942年、東京・高輪で生まれた佐藤素子は、激変する時代の荒波の中で女性としての自立を目指し、十代で渡米を果たし、帰国後はその国際感覚を生かし、戦後の日本のスポーツ、文化交流のシーンで活躍します。
そんなある日、友人宅のリビングに飾られていたポーセリンペインティング(ニヨン焼き)に出逢い、その美しさに魅了されます。以来、50余年にわたって制作し続けてきた作品は、大切な人とのかけがえのない日常の時空間を彩りたいという愛情が起点となっています。ひたすら純粋に「愛らしさ」の表現を目指す彼女の制作姿勢は、技術の誇示でも、自己表現でもなく、生き方そのとも言えるかもしれません。
経済効率や機能性で物事が判断され、人間性や情緒が軽視される時代にありながら、大切な人が目にし、手にする食器を中心に物語を描き続けた佐藤素子、この度、その主要作品をまとめた作品集が出版される運びとなりました。本展は『MOTOKO』の出版を記念し、開催される展覧会です。
なお、『MOTOKO』の制作にあたっては、出版趣旨に賛同した日本を代表する二人のクリエーター、写真家、十文字美信と、コピーライター、小野田隆雄がその”見抜く力”と”読み解く力”で、参加しています。様々な出会いによって成り立った今回の展覧会では、社会を分断する壁を乗り越えた新しい時代の人との繋がりが辿れるはずです。

■ 作家プロフィール

佐藤素子 SATO Motoko

1942年5月5日 父、竹田恒徳、母、光子の第一女子として港区高輪で生まれる。 森村学園附属幼稚園、聖心女子学院初、中、高等科に通う。 中等科3年より、原宿にあった「ワシントンハイツ」の教育長 Mr. G Bedell宅に3年間ホームステイしながら学校に通い、英語を習得。1960年アメリカの新学期に合わせて渡米。両親との約束であった1年で高校を卒業。帰国後、上智大学国際学部(当時は夜学)に通う。1966年佐藤博と結婚。3人(女2人男1人)の子育てをしながら、絵付けを続け、現在も少人数の教室を主宰する。絵付けの習得にあたっては1975年に長谷千鶴に師事。1986年には大倉チャイナインティングスクール一期生として入学し、角田浩二に師事。1988年にはJeanne Hutchisonを招き、同氏のセミナーを日本で主催する。1989年の日本ポースレン・ペインターズ協会設立に参加、同協会の理事も務める。プライベートライフでは、近年までゴルフを楽しみ、見聞を広める旅行を愛し、毎年のように欧米、アフリカエジプト日本国内を旅するなど、人生を常にポジティブに愛おしむ。
『MOTOKO』Photographed by JUMONJI Bishin 2022
『MOTOKO』Photographed by JUMONJI Bishin 2022

|開催概要|

タイトル|『MOTOKO』 愛しい時間の記録 佐藤素子ポーセリンアートの世界
協力クリエーター 写真|十文字美信 コピー寄稿|小野田隆雄

会 期 | 2023年3月8日(水)-3月20日(月)
開館時間| 10:00-18:00
休館日| 日曜日
入場料| 無料
会場| 資生堂銀座ビル 2F スペース 東京都中央区銀座7-5-5
展示作品| ポーセリンアート作品| 写真作品
主催| 『MOTOKO』出版・展覧会プロジェクト協力会
特別協賛| 株式会社 資生堂
協力| KLEE INC PARIS TOKYO / イノーバ / スイーコ・インタナショナル / ピクトリコプリント工房
機材協力| 富士フイルム

■ 協力クリエーター

十文字美信 JUMONJI Bishin 写真家
1947年横浜に生まれる。1971年写真家として独立。独立翌年、資生堂松下電器産業から撮影依頼があり広告写真およびCF撮影にも関わるようになる。広告写真の分野での活躍と並行し、独自のテーマに基づく作品も数多く発表。デビュー作「UNTITLED」(首なし)シリーズは、1974年ニューヨーク近代美術館で開催された「New Japanese Photography」展の招待作品として出展。'70年代から'80年代は、個人的な体験から人間や日本人にテーマをしぼった作品を発表。その後、興味は日本的なる美の追求に向かい、黄金と侘び・寂びというアンビバレントな美意識を写真に結実させる。また、3D写真による写真集、暗闇での映像体験インスタレーション等を国内外で展開する。さまざまな角度からの視覚表現に実験的アプローチを試み、写真表現の可能性とその拡張に挑戦し続ける。

主要作品集 (2000~)
2002年 作品集『わび』(淡交社)
2007年 作品集『感性のバケモノになりたい』(求龍堂)
2021年 写真集『拈華微笑』(美山荘)
2022年 作品集『KOYASAN』(ASSOULINE)

主要受賞歴
1974 1975, 1976, 1978, 1985, 1986 ADC賞
1977年 日本写真協会新人賞
1979年 伊奈信男賞
1991年 土門拳賞
2008年 日本写真協会作家賞


小野田隆雄 ONODA Takao コピーライター
1942年栃木県足利市生まれ。1966年東京都立大学文学部卒業、同年株式会社資生堂宣伝部に入社。1983年資生堂退社、同年株式会社UPを設立。1998年よりエフクリエイション株式会社のクリエイティブディレクターを兼務する。日本を代表するコピーライターとして、新しい生き方を示唆する数々の記憶に残るコピーを世に送り出す。近年は、入念な取材と聴き取りに基づくノンフィクション小説、歴史書の執筆も手がけている。
2014 TCC HALL OF FAME(コピーライターの名誉殿堂)入り
代表的なコピー
「春 なのに コスモス みたい」「ゆれる、まなざし」資生堂
「近道なんか、なかったぜ。」「恋は、遠い日の花火ではない。」サントリー
「ハンパだったら、乗らないよ。」三菱自動車

主要著作
2005 『風に向かって咲く花』(求龍堂)
2008 『イル・バルサミコ』文:小野田隆雄 写真:十文字美信 監修:小坂士郎(求龍堂)
2019 『哲学と宗教全史』著者:出口治明 執筆協力:小野田隆雄(ダイヤモンド社)

展示品|ポーセリンペインティング作品35点
写真 (十文字美信)
コピー小野田隆雄)

配信元企業:株式会社資生堂

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