一般社団法人エル・システマジャパン(所在地:東京都千代田区、代表:菊川 穣)の活動拠点団体「大槌子どもオーケストラ」(所在地:岩手県大槌町)および、「豊中みんなの音楽教室」(所在地:大阪府豊中市)の子ども達が、2月25日(土)に豊中市で行われる「世界のしょうない音楽祭」に出演します。
これは、大槌町豊中市の震災後の絆・交流により実現するものです。
つきましては、2月25日(土)15時開演の「世界のしょうない音楽祭」へのご取材、また事前取材をお願いできましたら幸いです。

「世界のしょうない音楽祭」チラシ
エル・システマジャパンの活動拠点の一つ「大槌子どもオーケストラ」と「豊中みんなの音楽教室」の子ども達が「世界のしょうない音楽祭」へ出演します。

エル・システマジャパンは、2014年6月に「音楽を通して子どもたちの生きる力を育む」事業で岩手県大槌町と連携協定を締結し、以来、地元団体と協力しながら放課後や週末の弦楽器教室、中高吹奏楽部への支援を行ってきました。各々の事情で様々な困難を抱える子どもたちにとっての居場所としての機能も果たしつつ、子ども達の奏でる調べは震災からの復興を目指す町の活力にもなってきたと思います。
大槌子どもオーケストラ(C)FESJ2022
また、2022年には、大阪府豊中市と公益財団法人・日本センチュリー交響楽団との共催事業として「豊中みんなの音楽教室」を開始しました。人口減少が進む市南部庄内地区の活性化を目指し、豊中市が進める小・中学校の統廃合を経て設立される庄内さくら学園の放課後支援事業「まちごと暮らスクール@庄内さくら学園」の音楽部門として、10月から庄内・野田小学校と島田小学校にて弦楽器教室の運営が始まっていて、誰もが無料で参加でき、仲間とともに楽しく学べる放課後弦楽器教室は、大槌の弦楽器教室をモデルとしています。
豊中みんなの音楽教室(C)FESJ2022
両自治体は、2011年の東日本大震災後、甚大な被害を受けた大槌町へと豊中市から職員を派遣したことがきっかけで、交流が生まれ、豊中市大槌町それぞれにある高校の吹奏楽部が合同演奏を行ったり、野球部が交流試合を行ったりして、現在に至ります。

交流を未来につないでいくために、この度、豊中市、日本センチュリー交響楽団、大阪音楽大学が毎年、開催している「世界のしょうない音楽祭」に、豊中みんなの音楽教室の子ども達、そして、大槌子どもオーケストラの子ども達も合同で出演することとなりました。大槌子どもオーケストラの子ども達の旅費をまかなうためにクラウドファンディングを行い、リターンに大槌在住の皆さんのハンドメイド作品などを用意し、大槌町のことや子ども達の環境にも思いをはせてもらえればと思っています。
今回、豊中で演奏する大槌の子どもたちの中には、2011年以降に生まれ、震災を直接体験していないメンバーも含まれています。こうした形で、次の世代に震災の記憶を伝えていくことは、参加交流をする子どもたちのみならず、これまで大槌の復興を支えてくれてきた様々な方々へのかけがえのないメッセージになることと信じています。

つましては、2月25日(土)15時開演の「世界のしょうない音楽祭」へのご取材、また事前取材をお願いできましたら幸いです。
「世界のしょうない音楽祭」チラシ裏

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団体概要
団体名: 一般社団法人エル・システマジャパン
所在地: 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-24 大栄堂第2ビル3F
代表者: 菊川 穣
設立: 2012年3月
URL: https://www.elsistemajapan.org/
エル・システマは、1975年、貧困や治安の悪化という問題を抱えていた南米ベネズエラで、子
どもたちを守るために始まった音楽教育プログラム。現在では、70以上の国・地域でエル・シス
テマの理念に基づいた音楽教育が実施されています。日本では、東日本大震災で被災した子
どもたちが音楽での経験を通して、自信や尊厳を回復し自分の人生を切り開いていく力を育む
ことを当初の目的に、2012年よりエル・システマジャパンとして福島県相馬市で開始。2014年
から岩手県大槌町、2017年より長野県駒ヶ根市東京都、10周年を迎えた2022年からは大
阪府豊中市京都府舞鶴市と活動が拡大しています。家庭の事情にかかわりなく、どんな子ど
もも音楽に触れられること、皆で奏でるオーケストラコーラスの形で学んでいくことを大切に
し、自己表現の場として、大事な居場所の一つとして、そして音楽が人と人をつなぐことを目指し
ており、ビジョンとして「誰もが自由で創造性を発揮できる共生社会」を掲げています。

配信元企業:一般社団法人エル・システマジャパン

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