よしながふみの同名コミックを実写化したドラマ10『大奥』(NHK総合/毎週火曜22時)の「五代将軍綱吉・右衛門佐編」(第6回)が14日に放送され、仲里依紗演じる綱吉が怒りの号泣を見せると、ネット上には「涙とまらん」「あぁ…何て生き地獄…」などの声が続出した。

【写真】大奥の男たちを眺める綱吉(仲里依紗) ドラマ10『大奥』「五代将軍綱吉・右衛門佐編」(第6回)場面カット

 綱吉は右衛門佐(山本耕史)を大奥総取締に任命。一方、側用人・柳沢吉保倉科カナ)と父・桂昌院(竜雷太)は、右衛門佐を失脚させようと画策する。そんな折、綱吉の一人娘・松姫が急死。憔悴する綱吉に対して、桂昌院は喪が明けた途端に後継者を作るように要求。“世継ぎを生むことは将軍にしかできない務め”という桂昌院の言葉に、綱吉は涙を流しながら微笑み「わかりました」と応じるのだった。

 その後、綱吉は大奥の男たちと次々と身体を重ねる。ある日、綱吉は大奥から2人の男を寝室に呼び寄せる。行為を終えると、綱吉は男たちに「むつみ合うてみろ」と命令。寝室での一部始終を別室で耳にしていた右衛門佐は「人前でむつみ合えというのは辱めにございましょう!」と綱吉を叱責する。

 しかし綱吉は乾いた笑いを見せながら「では、これはなんじゃ?」と右衛門佐に問いかけると、表情を一変させて「何が辱めじゃ!」と絶叫。そして「私は毎夜毎夜、こうしてそなたらに夜の営みを聞かれておるではないか!」と怒りをあらわにし「将軍とはな…岡場所で身体を売る男たちよりも卑しい、この国で一番卑しい女のことじゃ!」と涙を流す。

 将軍として、女性として、理不尽な境遇を強いられ続ける綱吉が号泣しながら怒りをぶつける姿が描かれると、ネット上には「涙とまらん」「マジで号泣」「嗚咽するほど泣いてる」といった投稿や「あああ胸が苦しい、、、」「NHKでここまでやるのか、壮絶」「あぁ…何て生き地獄…」などのコメントが殺到。

 さらに、綱吉を演じる仲が見せた涙の熱演に対しても「すんごい。すんごいものを観た…」「俳優魂みたいなものを感じた」「圧巻の演技」といった反響が集まっていた。

ドラマ10『大奥』「五代将軍綱吉・右衛門佐編」(第6回)より (C)NHK